ツール・ド・フランス2019第7ステージはフルーネウェーヘンが区間優勝

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ツール2019第7ステージ

(©Bettiniphoto)

第106回ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)は、2019年7月12日にベルフォールからシャロン・シュル・ソーヌまでの230kmで今大会最長区間の第7ステージを競い、オランダのディラン・フルーネウェーヘン(チームユンボ・ビスマ)が、集団ゴールスプリントでオーストラリアのケイレブ・ユアン(ロット・スーダル)を打ち負かし、区間通算4勝目を上げた。区間3位にはマイヨ・ベールのペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が入った。

マイヨ・ジョーヌはイタリアのジューリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)が守った。

ツール2019第7ステージ

(photo : ASO/Alex BROADWAY)

 

ワンティ・ゴベールのオフレドが3年連続敢闘賞獲得

ツール2019第7ステージ

●第7ステージのコースプロティール(MAP : ASO)

ツール2019第7ステージ

●第7ステージのマイヨ・ジョーヌ(ベルフォールのライオン像)

第7ステージは174選手が出走。オフィシャルスタートの合図とともにヨアン・オフレド(ワンティ・ゴベール)とステファヌ・ロセット(コフィディス)がアタックし、この日の逃げになった。主催者招待枠でツールに参加しているこの2人のフランス出身選手は、今年のツールで逃げるのは共に3回目で、ロセットは第1ステージで敢闘賞を獲得していた。

集団では7km地点でティーシェイ・ヴァンガードレン(EFエデュケーショファースト)と、マイク・トゥニセン(チームユンボ・ビスマ)が落車したが、幸い大きな怪我はなく、レースを続けられた。33km地点で逃げのタイム差は5分になった。

集団はトニー・マルティン(チームユンボ・ビスマ)が先頭でコントロールを続け、タイム差は5分半以上には広がらなかった。37.5km地点で通過したカテゴリー4の丘はオフレドが先頭で通過した。

2つ目のカテゴリー3の丘はロセットが先頭を取り、中盤にあった最後のカテゴリー4の丘はオフレドが先頭通過し、2人でポイントを分け合った。ゴールまで残り75kmで集団はトマス・デヘント(ロット・スーダル)が引き、タイム差は2分に縮まっていた。

スプリンターを擁するチームはタイム差はきっちりコントロールし、2人の逃げはゴールまで残り13kmを切った所で吸収された。敢闘賞は最後まで逃げていたオフレドが獲得。これで彼はベルギーのワンティ・ゴベールに3年連続で敢闘賞をもたらした。

ツール2019第7ステージ

(photo : ASO/Alex BROADWAY)

ツール2019第7ステージ

(photo : ASO/Alex BROADWAY)

残り1kmのフラムルージュを通過した後、ベルギーのドゥクーニンク・クイックステップは4人の列車でエリア・ヴィヴィアーニのスプリントを完璧にお膳立てした。しかし、最後に飛び出したヴィヴィアーニのスプリントは精彩を欠き、両脇からフルーネウェーヘンとユアンに抜かれてしまった。この2人がフィニッシュラインでハンドルを投げ出し、写真判定でフルーネウェーヘンの勝利が確定した。第1ステージでフルーネウェーヘンはフラムルージュの手前で落車してゴールスプリントには加われず、第7ステージでやっと区間優勝することができた。

■3年連続でツール区間優勝をマークしたフルーネウェーヘンのコメント
「ユアンはとても良いスプリンターだから、彼とはいつも接戦になる。彼とスプリントを競うのは好きだ。でも、今回は勝ったよ。このツールは難しいスタートを切ったが、昨日はまた調子が良いと感じていた。

今日はチームがボクの為に本当に働いてくれた。我々はとても早くからリードを取ったが、それは良かった。ボクは残り350mからスプリントを開始した。ユアンが行ってしまったのを見たが、幸運にも(ボクのスプリントは)十分だった。直近のスプリントステージの後で、チームメートたちはボクを信じていると言ってくれた。そして彼らはボクの為に本当に一生懸命働いてくれたよ」

ツール2019第7ステージ

(photo : ASO/Alex BROADWAY)

■第7ステージ結果[7月12日/ベルフォール〜シャロン・シュル・ソーヌ/230 km]
1. DYLAN GROENEWEGEN (TEAM JUMBO – VISMA / NED) 06H 02′ 44”
2. CALEB EWAN (LOTTO SOUDAL / AUS)
3. PETER SAGAN (BORA – HANSGROHE / SVK)    
4. SONNY COLBRELLI (BAHRAIN – MERIDA / ITA)
5. JASPER PHILIPSEN (UAE TEAM EMIRATES / BEL)
6. ELIA VIVIANI (DECEUNINCK – QUICK – STEP / ITA) 
7. GIACOMO NIZZOLO (TEAM DIMENSION DATA    / ITA)
8. JASPER STUYVEN (TREK – SEGAFREDO / BEL)
9. MICHAEL MATTHEWS (TEAM SUNWEB / AUS)
10. ALEXANDER KRISTOFF (UAE TEAM EMIRATES / NOR)

■第7ステージまでの総合成績(マイヨ・ジョーヌ)
1. GIULIO CICCONE (TREK – SEGAFREDO / ITA) 29H 17’ 39’’
2. JULIAN ALAPHILIPPE (DECEUNINCK – QUICK – STEP / FRA) +6’’
3. DYLAN TEUNS (BAHRAIN – MERIDA / BEL)    +32’’
4. GEORGE BENNETT (TEAM JUMBO – VISMA / NZL) +47’’
5. GERAINT THOMAS (TEAM INEOS / GBR) +49’’
6. EGAN BERNAL (TEAM INEOS / COL) +53’’
7. THIBAUT PINOT (GROUPAMA – FDJ / FRA) + 58’’
8. STEVEN KRUIJSWIJK (TEAM JUMBO – VISMA / NED) + 01′ 04’’
9. MICHAEL WOODS (EF EDUCATION FIRST / CAN) + 01′ 13’’
10. RIGOBERTO URAN(EF EDUCATION FIRST / COL) + 01’ 15’’

[各賞]
■ポイント賞(マイヨ・ベール):PETER SAGAN (BORA – HANSGROHE / SVK)
■山岳賞(マイヨ・アポワ):TIM WELLENS (LOTTO SOUDAL / BEL)
■新人賞(マイヨ・ブラン):GIULIO CICCONE (TREK – SEGAFREDO / ITA)
※第7ステージはEGAN BERNAL (TEAM INEOS / COL) が着用
■チーム成績(黄色ゼッケン):TREK – SEGAFREDO (USA)
■敢闘賞(赤ゼッケン): YOANN OFFREDO (WANTY – GOBERT CYCLING TEAM / FRA)

ツール・ド・フランス公式サイト

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