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ワールドツアーライセンスを失ったヨーロッパカー。新城幸也「与えられたレースを頑張るだけ」

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新城幸也が2015年度まで契約を継続している現所属チーム、ヨーロッパカーが活動資金不足という理由から来年度のワールドツアーライセンスを失なった。

今年、ワールドツアーに昇格し、自動的にジロ、ツール、ブエルタとグランツールの出場権が与えられていたが、来期はUCIプロコンチネンタルチームとして活動するため、グランツール出場の可能性はワイルドカード(主催者推薦枠)に選ばれた場合のみとなる。

規定によると現在契約を交わしている選手も他チームへの移籍が可能となるが、すでにほとんどのチームが体制を発表しており、今からの移籍は実質的に不可能。

しかし、UCI(国際自転車競技連盟)の下した判断に対し、フランスで署名運動が起きるなど、絶大な人気を誇るチームヨーロッパカーはこれまでもワイルドカード(主催者推薦枠)でツール・ド・フランスには長年出場してきたことから、来期もツール・ド・フランス出場に関しては心配はないと思われる。

「正直、こんなことが起こるとは思っていなかったのでカテゴリーが下がったことは残念だが、大きな動揺はない。走る場所がなくなったわけではない。出場できるレースが少なくなっただけ。これまでどおり出場を与えられたレースを頑張るだけ。今後のレーススケジュールに関してはチームに確認して再検討する。これからも変わらず応援をお願いします」と新城は語り、予定どおり12月20日からタイ合宿に入る。

【text:飯島美和】