【現地速報】フレッシュ・ワロンヌでモレノが初優勝
第77回フレッシュ・ワロンヌ(UCIワールドツアー)が4月17日にベルギーのワロン地方で開催され、スペインのダニエル・モレノ(カチューシャ)が初優勝した。2位はセルヒオ・エナオ(スカイ)、3位はカルロスアルベルト・ベタンクール(AG2R・ラモンディアル)で、コロンビア勢が表彰台の両端に上った。地元ワロンの世界チャンピオン、フィリップ・ジルベール(BMCレーシング)は15位に終わった。ゴールへと向かう最後のウイの激坂のふもとで、集団から最初にアタックしたのはベタンクールだった。集団はアルカンシエルのジルベールを先頭にベタンクールを追ったが、ゴールまで残り250メートルでモレノがアタックし、ゴール目前でベタンクールを追い抜いて勝利をつかんだ。「この勝利はボクのキャリアでもちろん重要なものだよ。重要なレースだし、ボクに合ったレースだから大好きなレースなんだ。勝つのが夢で、ついに達成できた。プリト(ロドリゲス)はアムステル・ゴールド・レースの落車のせいでトップコンディションではなかった。だからボクたちは最後まで並行したレースをしようと事前に話していた。ボクはとても調子がいいと感じていた。プリトは実際に今日はボクが勝つだろうと予測していたよ」と、優勝したモレノは喜びを語っている。「コロンビア勢の活躍には驚いてないよ。エナオはこのレースで有力な優勝候補だったし、ベタンクールはバスク一周でとても強く、調子がいいのはわかっていたからね」
北のクラシックレースも残り1戦。日曜日にはフィナーレを飾る“ラ・ドワイヨンヌ(長老)”ことリエージュ~バストーニュ~リエージュ(UCIワールドツアー)が、ワロンのアルデンヌ地方で開催される。
■フレッシュ・ワロンヌ結果[4月17日/UCIワールドツアー/ベルギー/205km]
1 ダニエル・モレノ(カチューシャ/スペイン)4時間52分33秒
2 セルヒオ・エナオ(スカイ/コロンビア)+3秒
3 カルロスアルベルト・ベタンクール(AG2R・ラモンディアル/コロンビア)+3秒
4 ダニエル・マーティン(ガーミン・シャープ/アイルランド)+3秒
5 ミハウ・クウィアトコウスキー(オメガファルマ・クイックステップ/ポーランド)+3秒
6 ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ/スペイン)+8秒
7 アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム/スペイン)+8秒
8 イゴール・アントン(エウスカルテル・エウスカディ/スペイン)+8秒
9 バウケ・モレマ(ブランコプロ/オランダ)+8秒
10 リナルド・ノチェンティーニ(AG2R・ラモンディアル/イタリア)+8秒
12 ペーテル・サガン(キャノンデール/スロバキア)+8秒
15 フィリップ・ジルベール(BMCレーシング/ベルギー)+15秒