オランダの伝統あるワンデイレースでエドワード・グロスが2位。宮澤崇史は9/28アジア競技大会参加
8月31日、オランダ中部のユトレヒト周辺で開催された197kmのワンディレース「ロンド・ファン・ミデンネーデルランド(UCI1.2)」で弱冠21歳のルーマニア人スプリンター、エドワード・グロス(ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザ)が2位でゴールし、表彰台に立った。
この日、小雨とオランダ特有の風が吹き付けるコンディションのなかでレースは行なわれた。ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザは、今大会よりトレーニー(研修生)としてU23チームに所属するエマニュエーレ・サバッティーニ(イタリア)が合流し、また監督は橋川健が単独で初采配を握った。チームはエドワード・グロスをエースとし、日本人選手は、宮澤崇史、山本元喜、黒枝士揮、小石祐馬の4選手が出場。
平坦基調のコースで、序盤は激しいアタックの攻防が続いたが、中盤になって6名の逃げが決まる。その後、集団の主導権を握ったのはヴィーニファンティーニ・NIPPO。集団ゴールスプリントの展開に持ち込むべく、日本人選手が中心となり集団を牽引して逃げを吸収すると、今度はエースのグロスにとって有利な展開となるようチーム一丸となった走りを見せる。
最後は40人ほどに絞られた先頭集団で、リカルド・スタキッオッティとピエール・パオロデネグリがアシストし、グロスは2位でゴール。日本人選手は仕事をしたために後方でのゴールとなったが、それぞれに収穫の多いレースとなった。
エドワード・グロスのコメント「今日は2位でゴールした。チームはとても良く動いてくれました。残り15kmでパンクしたときも、残り2kmのコーナーでミスをしたときもチームメイトに助けられ、最後はスタキォッティとデネグリが自分のスプリントをベストの形でアシストしてくれました。すべてのチームワークに感謝しています」
日本人選手によるレースレポート http://www.nippo-c.co.jp/teamnippo2014/result/result.php?id=633345403fb3b3e563
ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザ、今後の出場スケジュール
9月13日~15日 ツール・ド・北海道
9月16日、17日、20日、21日 イタリアでのワンディレース
*宮澤崇史は韓国仁川で開催されるアジア競技大会に日本代表として出場予定。ロードレースは9月28日に開催される。
http://www.nippo-c.co.jp/teamnippo2014/