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ジロ第15ステージでヨーロッパカーのロラン4位。新城は落車の影響もなく最終週へ

レース

ジロ・デ・イタリア第15ステージは、スタートから平地が続き、ミラノ郊外を抜け街から街へと人垣で埋まる道を走り、ラスト20kmで標高1665kmまで駆け上る1級山岳ゴールの225km。

新城幸也は前日の落車の影響が心配されたが、「前回の落車よりもダメージは少ない。」と言ってスタートした。

 

ロランを援護しながら走る新城 Photo:Miwa IIJIMA

チームヨーロッパカーは最後の山までピエール・ロランを全員で守るという作戦から、逃げグループに無理に加わららず、ピエールを援護するように固まって走る。

新城も上り口で位置取りをするなど現状でできる限りの仕事をして、その後は自分のペースで山を上り、29分遅れの139位でゴール。

ロランは4位でゴールし、好調ぶりをアピール。総合順位でも4分47秒遅れの8位に付けている。

 

カメラに向かって笑顔を見せる新城 Photo:Miwa IIJIMA

「自転車に乗っているときは痛みが少ない。日常生活の方が痛いね。歩いたりとか…やれることはやった。ピエールは残りのステージできっと勝てる。自分にとってもそれは良いモチベーションになっているし、このままチームの仕事して、走りきれると思うよ!」と、新城はゴール直後にコメント。

 

無事にゴールし、ロランの成績を確認してこの笑顔。Photo:Miwa IIJIMA

ホテルに戻ってからは「明日の休養日は、明後日の山岳に向けて大事な一日。きちんと休んで、治療して、山場の最終週に備える」と語った。Text:Miwa IIJIMA

 

ジロ第15ステージ、4位でゴールしたピエール・ロラン(ヨーロッパカー)  Photo:Miwa IIJIMA