【ブエルタ速報】第7ステージはペタッキが区間優勝
第65回ブエルタ・ア・エスパーニャは、9月3日にムルシアからアリカンテのオリウエラまでの187.1kmで第7ステージを競い、集団ゴールスプリントを制してイタリアのアレッサンドロ・ペタッキ(ランプレ・ファルネーゼビーニ)が区間優勝した。2位はマーク・カベンディッシュ(チームHTC・コロンビア)、3位はフアンホセ・アエド(チームサクソバンク)だった。総合首位はベルギーのフィリップ・ジルベール(オメガファルマ・ロット)が守り、これで5日間マイヨ・ロホを守った。4日からは、いよいよピレネーを舞台に山岳ステージが始まる。
区間優勝したペタッキは「確かにとても幸せだよ。ツール・ド・フランスの後、競技人生で最悪な時期を過ごしていたからね」と、語った。ツールでポイント賞を獲得したペタッキは、4月の家宅捜索で押収された薬品をめぐってドーピングの嫌疑がかけられ、イタリアオリンピック委員会(CONI)の調査を受けている。前日には、夫人も呼び出されて事情聴取されていた。「家族よりも弁護士と過ごす時間の方が長く、心地よいものではなかった。25日間、トレーニングもあまりできなかった。だからここで勝てたことは、ものすごい幸せをもたらしてくれた。昨日までは、調子はまあまあだった。昨日の坂を上れるような脚はなかった。今日は調子が良くて、チームメートたちは素晴らしい働きをしてくれた。彼らはボクをスプリントで理想的な位置に付かせてくれたんだ。だから素晴らしいスプリントができたと思うよ」この区間優勝は、36歳のペタッキにとって3大ツアー通算52勝目になった。(foto: Unipublic/Graham Watson)
■第7ステージ[ムルシア→オリウエラ/9月3日/187.1km]
1 アレッサンドロ・ペタッキ(ランプレ・ファルネーゼビーニ/イタリア) 4時間36分12秒
2 マーク・カベンディッシュ(チームHTC・コロンビア/英国)
3 フアンホセ・アエド(チームサクソバンク/アルゼンチン)
4 アンドレアス・シュタウフ(クイックステップ/ドイツ)
5 タイラー・ファーラー(ガーミン・トランジションズ/米国)
6 デニス・ガリムジャノフ(チームカチューシャ/ロシア)
7 ロベルト・フォースター(チームミルラム/ドイツ)
8 セバスティアン・イノー(AG2R・ラモンディアル/フランス)
9 ダニエーレ・ベンナーティ(リクィガス・ドイモ/イタリア)
10 ウォートル・ウェイラント(クイックステップ/ベルギー)
■第7ステージまでの個人総合成績[マイヨ・ロホ]
1 フィリップ・ジルベール(オメガファルマ・ロット/ベルギー) 27時間12分38秒
2 イゴール・アントン(エウスカルテル・エウスカディ/スペイン) +10秒
3 ホアキン・ロドリゲス(チームカチューシャ/スペイン) +10秒
4 ビンチェンツォ・ニーバリ(リクィガス・ドイモ/イタリア) +12秒
5 ピーテル・ベリッツ(チームHTC・コロンビア/スロバキア) +16秒
6 ティージェイ・バンガルデレン(チームHTC・コロンビア/米国) +29秒
7 シャビエル・トンド(セルヴェロテストチーム/スペイン) +49秒
8 フランク・シュレック(チームサクソバンク/ルクセンブルク) +50秒
9 ルベン・プラサ(ケスデパーニュ/スペイン) +54秒
10 エセキエル・モスケラ(シャコベオガルシア/スペイン) +55秒
[各賞]
■ポイント賞:マーク・カベンディッシュ(チームHTC・コロンビア/英国)
■山岳賞:セラフィン・マルティネス(シャコベオガルシア/スペイン)
■コンビネーション賞:フィリップ・ジルベール(オメガファルマ・ロット/ベルギー)
■チーム成績:ケスデパーニュ(スペイン)
(http://www.lavuelta.com/)