ニュース

コフィディスのディグレゴリオはドーピング犯罪容疑で起訴

レース


7月10日に逮捕されたフランスのレミ・ディグレゴリオ(コフィディス)は、12日にマルセイユの地方検事局で「医学的に正当性のないドーピング手法所持」のために起訴された。彼はその日のうちに3万ユーロの保釈金を払って釈放されている。

ディグレゴリオは現在開催中のツール・ド・フランスに参加していたが、10日の休養日にチームのホテルを捜索したフランス警察と国家憲兵の1機関であるOCLAESP(環境と公衆衛生への攻撃に対する闘いの中央局)によって逮捕され、マルセイユで勾留されていた。

フランスのルモンド紙によれば、ディグレゴリオはオゾンで血液の免疫力を高めるオゾンセラピー(オゾン療法)を行うネットワークの中心人物として疑われていて、このネットワークには他の複数の選手も関与していると考えられている。彼は昨年からドーピング製品の運搬を行う組織に対する調査のために当局から監視され、電話も盗聴されていた。休養日に行われたホテルの捜索では、ブドウ糖を注射するキットや薬物などが押収されている。マルセイユではこの事件に関与していた人物として75歳の自然療法士も逮捕され、ディグレゴリオとともに起訴されている。

釈放されたディグレゴリオは、集まったマスコミに対して「ボクはけっしてドーピングなんてしていない」と、容疑を否認している。