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UCIがアスタナのプロチームライセンス取消しをライセンス委員会に要請!

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国際自転車競技連合(UCI)は2月27日に、UCIワールドチームのアスタナプロチーム(カザフスタン)が保有するプロチームライセンスの取消しをライセンス委員会に要請したと発表した。

昨年ドーピング陽性者発覚が続いたアスタナは、ライセンス委員会から条件付きでライセンスが認可され、2015年のUCIワールドチームとしての登録が認められていた。

その条件の1つが、この分野のエキスパートである独立機関、ローザンヌ大学スポーツ科学研究所(ISSUL)の監査を受けることだった。

アスタナのアンチ・ドーピング文化、方針、組織、管理システムについてISSULが作成した監査レポートを確認したUCIは、この問題をライセンス委員会にどうしても委ねなければならないだけの根拠が含まれているレポートであると判断した。

ISSULの監査では、チーム側が12月にライセンス委員会に提出した方針と組織についても、大きな違いがあることが明らかになった。

さらにUCIは、イタリアで行われているパドヴァ事件の調査書類の提供も受けており、アスタナの複数の所属メンバーが関与している証拠がライセンス委員会に手渡されている。

ヨーロッパでは28日からクラシックシーズンがスタートし、3月には全UCIワールドチームが参加するUCIワールドツアーのパリ~ニースやティレーノ~アドリーアーティコも開催される。ライセンス委員会の決定が、いつ頃出るのかは発表されていない。
(http://www.uci.ch/pressreleases/the-uci-requests-withdrawal-astana-pro-team-licence/)
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