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ツアー・ダウンアンダー第1ステージで新城幸也がアタック!

レース

ツアー・ダウンアンダー第1ステージが行なわれた1月21日、チームがアデレード入りした1週間前の異常な暑さはおさまり、選手たちにとっては走りやすい天候となった。

大きな周回コース2周と、3周目のコースは一部変更され、山岳ポイントが設定された比較的フラットな135km。

序盤から2人の選手が逃げる展開のなか、今日のチームオーダーはそれぞれがコンディションを確認するため、自由に走って良いというもの。

そのためチームヨーロッパカーは無理に逃げに加わることもなく、淡々とレースが進む。

 

落ち着いてレースを進めるユキヤ【photo:Miwa IIJIMA】

 

終盤、逃げていた2人の選手が吸収されると、残り8km地点で新城がアタック。 一緒に行こうと反応したチームメイトのビオンヌとともに協力して後続集団を突き放す。 

しかし、ゴールまで3kmのところで、集団がすぐ後ろに迫っていることを確認した新城は、このままでは吸収されると判断。

懸命にビオンヌを牽き、残り2kmでビオンヌに託したもののすぐに吸収され集団ゴールとなった。優勝はオリカ・グリーンエッジのサイモン・ゲランス。 新城はステージ67位でゴールした。

会場は『日本チャンピオンジャージがアタックっ!』『アラシロが逃げています』というアナウンスに大盛り上がりで、ワールドツアー初戦の第1ステージで存在感を見せつけた。

 

第1ステージのスタート前、コースマップを入念に確認するユキヤ【photo:Miwa IIJIMA】

 

「狙っていたわけじゃないんだけど…」新城はレース後、このアタックについて、「タイミングが今だ!と思ったから自分の調子を試すためにもアタックしてみた。 最後まで逃げるのは無理だろうとは思っていた。 ビオンヌは逃げ切れると思ってたみたいだけど(笑) 

でも、好調なのを確認できたので、明日はうまくゴールスプリントに加わりステージ5位以内に入って、確実に ワールドツアーポイントを獲得したいね。」と、語った。

明日の第2ステージは、アップダウンが繰り返されるタフなコースレイアウト150kmが待っている。【text:Miwa IIJIMA】

大会オフィシャルページ http://www.tourdownunder.com.au/