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日本チャンピオンジャージ最後のレースで単独アタック!新城幸也のツール出場は発表待ち

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La Route du Sud UCI 2-1(ルート・デュ・スッド) 第3ステージ、最終日は、チャンピオンジャージを着用して走る最後のレース。新城幸也(ヨーロッパカー)が昔住んでいた街を通過するということもあり多くの声援が送られた。

 

日の丸ジャージが最後のスタートラインに並ぶ。photo:Miwa IIJIMA

スタートして20km付近で新城を含む8人の逃げグループが形成された。今日のコースを得意とし逃げ切りの可能性がある新城や総合2分圏内の選手が含まれているため、メイン集団は大きなリードを許さずタイム差は2分30前後でレースが進む。

最後の3級山岳に向かう130km付近でメイン集団が逃げる8人に迫ってきたことから、新城は単独でアタックを試みる。

 

逃げた8人。予想時間をはるかに上回るハイペースで進む。Photo:Miwa IIJIMA

ゴールまで残り15kmで2人の選手が新城に追いつき、先頭交代しながらメイン集団から逃げ続けた。この時点でタイム差は40秒。

このまま逃げ切り、3人でのゴールスプリントに持ち込まれるかという残り2kmで、元イタリア タイムトライアルチャンピオン、アドリアーノ・マローリ(モビスター)がアタック。そのままメイン集団の追走からも逃げ切って優勝した。新城は残り300mで集団に吸収され、ステージ86位、総合36位でレースを終えた。

 

笑顔は見えるが悔しさを隠しきれない様子。photo:Miwa IIJIMA

新城は「勝ちたかった…。本当に残念。でも最後まで積極的に攻めた結果だ。ジロ以来のレースで、3日間で徐々にコンディションも上がり、次のレースに向けて良い感触もつかめた。このジャージを着てツール、ジロなどヨーロッパのレースやワールドツアーを走り日本人選手もこの舞台で走っていることをアピールできてうれしかった。」と、語った。

次の出場レースは、チームからの発表を待つことになる。【Text:Miwa IIJIMA】