トレック:Fuel EX。27.5ホイール&最新サスペンションテクノロジー搭載モデル
世界でもっとも売れているマウンテンバイクの一つ、トレックの「Fuel EX」が、多くのユーザーからの意見をもとに27.5ホイールとして新たに登場した。
一般的に、トレイルライド遊びは駆け抜ける早さよりも、山を楽しみながら走る傾向にある。一人でも多くのライダーが山道を楽しめるよう、ホイールサイズは急激に人気が高まっている27.5とし、サスペンションには新たに開発したサスペンションダンピングテクノロジー「RE:aktiv(リアクティブ)」を採用した。
トレックがFOXとPenske Racing(ペンスキーレーシング)との共同開発によって生み出したこのダンピングテクノロジーは、障害物のサイズに関係なく、妥協のないサスペンション性能を発揮する。
Penske Racingは、F1業界で広く知られているサスペンションの会社。ペンスキーは、トレックとマウンテンバイクサスペンションの開発を行なうまでは、世界屈指のドライバーのみにカスタムしたサスペンションを提供していた。
ペンスキーとトレックの開発チームが新たなサスペンションの開発を進めるなか、製造の専門的技術をもつFoxが加わった。その結果、新たなレベルでコントロールを可能とするショックの開発に成功した。
■Fuel EX 9.8 27.5 - Matte Volt Green/Gloss Trek Black 写真上
価格: 60万円(税込)
■Fuel EX 9.9 27.5 - Matte Carbon Smoke/Gloss Dnist
価格: 88万円(税込)
■Fuel EX 9 27.5 - Trek Black/ Rhymes with Orange
価格: 49万円(税込)
Fuel EX 8 27.5 - Starry Night Black/Trek White
価格:37万円(税込)
※29インチの「Fuel EX 29er」は、今後、プロジェクトワンでのみで取り扱う予定です。
トレック・ジャパン www.trekbikes.co.jp
Facebook:www.facebook.com/TrekBicycleJapan
Fuel EXそのほかのポイント:
■アクティブ・ブレーキング・ピボット(ABP)通常のフルサスペンションシステムは、ブレーキ時に硬化するため、もっとも必要な時にコントロール性が減少してしまう。トレックの特許取得のABPは、ブレーキの使用時もそうでないときもサスペンションをアクティブにすることによってこの問題を解決する。
■デュアル・レート・コントロール・バルブ (DRCV)フルサスペンションのほとんどは、ペダリングの効率を向上するためスモールボリュームのキャニスターを採用している。しかし、それはビッグヒット時のコントロール性に劣ってしまう。逆に大容量ショックの場合、ペダリング効率性に劣ってしまう。トレックの解決策は、DRCVテクノロジー。1つのショックに2つのチャンバーを備え、一切妥協をゆるさない。
■フルフローター:通常のサスペンションシステムは、リアショックの底部が固定されたフレームマウントに取り付けられている。このため、リアショックの動きに制限がかかり不快な乗り心地につながる。この問題を解決したのがフルフローター。2つの可動リンケージにショックを搭載し、あらゆる地形において路面追従性が向上。トラベルが増加したように感じるがスマートになっている。
■EVO Link:従来のプレート・ボルトオン式から、ワンピースロッカーリンクへと発展した形。フロントとリアとのトライアングルをより強いリンクでジョイントすることで、最軽量でコントロール性能に優れた高剛性のフレームを実現した。