マルハン ワールドチャレンジャーズで小橋勇利がグランプリ獲得
世界に挑むアスリートをサポートする “マルハン ワールドチャレンジャーズ”の第2回が8月17日に東京・ウェスティンホテルで開催された。これはマイナー競技で頑張るアスリートに、オーディション形式で活動資金を与えるもの。冠スポンサーのマルハンは全国にパチンコ店を展開する企業。夢をあきらめず挑戦せよ!がこのイベントのキャッチコピーだ。
審査員以外に、来場者にも1票を投じさせて民主的に優勝者を選ぶ形式。今回は657人の応募から14人が最終選考に残った。午前中に1人5分の自己プレゼンテーション、昼食時間帯は交流タイムとして来場者がアスリートと自由に話せて、午後はMCと14人のトーク、そしてアスリート達が最後に1分間アピールをする。
足でボールを蹴る3人制バレーボールのようなセパタクロー競技、大きな鉄輪を2つ並列にしたハシゴ状の機材で転がりながら演技をするラート競技、サーフィン、アームレスリングなどに混じって自転車競技の小橋勇利(17歳・愛媛県)も5分のプレゼンに全力を注いだ。
「僕の夢はツール・ド・フランスでステージ優勝することです。そのために北海道から単身で、冬も走れる四国の高校で学んでいるし、ヨーロッパで暮らすための準備でいろんなことを学んでいる。これ以上、家族に負担をかけたくない……」
そんな小橋の言葉が、会場に観衆と審査員に届いた。優勝者に300万円、次点に200万円、5人に100万円といった賞金のほかに個別の審査員賞を加えると総額1500万円提供されたのだが、小橋は最後まで名前を呼ばれなかった。
「自分の思いは伝えられた。でも名前が呼ばれず不安が募りましたけど、自分は勝つ、と念じていた。うれしいと同時に、責任も感じている」という小橋。優勝を告げられ、壇上でうれし涙。審査員のマルハン代表取締役である韓裕氏は、「彼の若さと可能性、大きな目標と強い意志が、会場のみなさんや審査員の心に響いたのでしょう」と語った。
マルハン ワールドチャレンジャーズ公式サイト:http://world-challengers.com/
小橋勇利のブログ(勇輪)http://blog.livedoor.jp/k_yuri_s/