NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザがジロ・デ・イタリア出場決定！

1月19日、RCSスポルトが５月に開催される世界３大グランツールの１つ、ジロ・デ・イタリア（ワールドツアー）のワイルドカードを発表した。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザが５枠あるワイルドカードの1つを獲得、イタリア最大のレースへの出場権を得た。

メインスポンサーのホームグラウンド、アブルッツォ州の伝統的な漁法であるトラボッコ（漁師の番屋）前にて

2015年のジロ・デ・イタリアは5月9日にフランス国境に近いサンレモで開幕し、３週間にわたってイタリア各地で熱戦が繰り広げられ、5月31日にミラノで最終ステージを迎える。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザは、若手中心のチームだが、キャプテンであり、ジロで総合優勝した経験をもつダミアーノ・クネゴのもと、一致団結して戦う。

ジロ・デ・イタリア、ワイルドカード獲得チーム

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ（イタリア）

アンドローニ・ジョカットーリ（イタリア）

バルディアーニ・CSF（イタリア）

CCCスプレンディポルコワイス（ポーランド）

サウスイースト・プロサイクリング（イタリア）

大会公式サイト http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2015/it/

ミラノ郊外にあるデローザ工房にて。デローザ創始者であり現社長のウーゴ・デローザ氏（左）と息子であり現CEOのクリスティアーノ・デローザ氏（右）。中央はダミアーノ・クネゴ

ダミアーノ・クネゴのコメント

「ジロ・デ・イタリアは自分の原点であり、これまでのキャリアで多くの発見に満ち、自分自身を成長させてくれたレース。2015年のジロは、最高のパフォーマンスで挑み、たくさんのファンの記憶に残るレースをしたい」

大門宏監督のコメント

「ワイルドカード獲得を受けて、ファルネーゼヴィーニ社とデローザ社、そしてチームマネージャーのフランチェスコ・ペロージがとても喜んでいる。彼らが喜んでいる姿を見ると、パートナーであることをとても嬉しく、また誇りに思う。

資本力のある企業が優位に立つ昨今の自転車競技のトップシーンにおいて、デローザのような伝統を重んじる昔ながらの自転車ブランドが、ふたたび３大ツールに戻れるスペースを獲得できたことが何よりもうれしい。日本のデローザファンにとっても、すばらしいニュースとなっただろう。

NIPPOの今年の活動において、ジロに参加することは最優先課題ではなかったが、今回のサプライズともいえるジロへの参戦は、日本人選手、スタッフの育成にとって、将来的に大きな躍進の手助けになることは間違いない。チャンスを活かして、大きく成長してくれることを願っている。

チームで団結して、クネゴの復活の兆しを感じさせる大会にしたいと思う。そのなかで日本人選手やスタッフがどこまでチームに貢献できるかが、NIPPOの活動にとってはもっとも大事なことになるだろう」

クリスティアーノ・デローザ氏のコメント（デローザ社CEO）

「最高に満足している。個人的に父親（創始者であり現社長のウーゴ・デローザ氏）のためを思っても、伝統と誇りあるジロに参加できるのは特別なこと。デローザにとって2009年以来のジロ出場になるが、またこれまでとは違う新しいスタイルで若い選手たちとともに、ジロに復帰できることを本当にうれしく思っている」

フランチェスコ・ペロージ氏のコメント（ゼネラルマネージャー）

「世界最大級の自転車レースに参加できることをとてもうれしく、誇りに思っている。自分たちのチームを信用し、大きなチャンスをくれたRCSスポルトに感謝の意を表したい。イタリア籍のチームだが、日本の自転車競技レベルの発展をめざすなど、自分たちの結果だけにとらわないダイナミックなチームプロジェクトは、これからの自転車レース界のスタンダードになると確信している」

また同時に、10月4日にイタリア、ロンバルディア地方で開催されるクラシックレース、「イル・ロンバルディア（ワールドツアー）」のワイルドカードも獲得した。

1月20日から、チームの初戦となる南米アルゼンチンでの「ツール・ド・サンルイス（UCI2.1）」が開幕し、山本元喜ら若手中心の選手たちが厳しいステージレースに挑む。

http://www.nippo-c.co.jp/teamnippo2014/index.html

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