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ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザのグロスが東欧のステージレースで2連勝

レース

5月4日に終了したU23カテゴリー、東欧4カ国で開催されたステージレース「カルパチアクーリエレース(ポーランド、UCI2.2 U23)」の最終日となる第6ステージで、ルーマニア人スプリンター、エドワード・グロスが第5ステージに次いで、ステージ2連勝目を挙げた。2位に大差をつけてポイント賞も獲得した。

 

 

第5ステージに引き続き、エドワード・グロス、黒枝士揮、小石祐馬の3選手でスタートした148kmの第6ステージ。晴天に恵まれたものの気温は10度以下、冷たい風が吹き付けるなかでのレースとなった。

前半の平坦区間では横風が吹き、10数人の先頭グループが形成されるものの、6つの連続したカテゴリー山岳を越えていくなかで、最終的に先頭グループは崩壊。

この日も集団スプリントの展開となり、グロスが圧倒的な力をもって先頭でフィニッシュラインを越えた。

グロスはこれによりボーナスタイムを10秒獲得したが、総合順位逆転には4秒ほど及ばず、総合2位でレースを終えた。しかし、タイムトライアルステージで6位、それ以外のステージではすべて表彰台に乗るという驚異的な強さをアピールした。

 

 

エドワード・グロスのコメント

「価値のある勝利だった。今日のステージはとても厳しいものだったけど、勝てたことをとてもうれしく思っている。2人の日本人チームメイトに感謝したいと思う。ゴールでは、後続のメイン集団から先行し、タイム差を奪ったようにも思えたけど、ルール上集団ゴールとなってしまい、総合順位の逆転ができなかったことは残念だけど、この結果とともに家に帰れることは本当にうれしい。自分たちは今大会の最初から最後まで、レースの主導権を握れたと思う」

シーズン4勝目を挙げたヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザは、5月9日~11日に引き続きポーランドで開催されるスラキエム・グロフ・ピアストフスキフ(UCIヨーロッパツアー2.1)に参戦し、その後はチームにとって重要な大会となるツアー・オブ・ジャパン(5月18日~25日、UCIアジアツアー2.1)への参戦が控えている。

宮澤崇史を中心に、以下のメンバーの出場を予定し、チーム一丸となって勝利をめざして戦う。

ツアー・オブ・ジャパン出場メンバー(最終的にこの中から6選手が出走)

●宮澤崇史

●アレッサンドロ・ビソルティ(イタリア)

●グレッガ・ボレ(スロベニア)

●ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)

●アレッサンドロ・マラグーティ(イタリア)

●ウィリー・シミット(南アフリカ)

●秋丸湧哉

●エドワード・グロス(ルーマニア)

●黒枝士揮

問・ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザ  www.vinifantiniteam.it