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新城幸也が実走トレーニングができるまでに回復。 ツール出場を目指し、6月の全日本選手権は見送り

レース

4月27日のリエージュ~バストーニュ~リエージュで左肩甲骨の陥没骨折、肋骨骨折のケガを負った新城幸也から近況報告が届いた。

ケガの10日後から室内でローラートレーニングを始め、現在は外を2時間から3時間走れるほどに回復した。しかし、すぐにレースに出場できる状態ではなく、復帰に向けて徐々に強度を上げている。6月にはフランスのステージレース・マイエンヌ、そして、ルート・ドゥ・スッドに出場を予定している。

 

恐る恐る室内トレーニングを始めたころの新城

 

全日本選手権への出場については、今回は万全の体調で臨むことができないと判断し、残念ながら出場しないという選択をした。ツール・ド・フランスの出場に向けて、怪我の回復をアピールしなければいけない時期ということもあり、今後のヨーロッパのレースにより多く出場し、成績を出すためでもある。

新城幸也のコメント:

「いつも応援してくださっている日本のファンの皆様、ごめんなさい。今年は日本チャンピオンジャージ奪還に帰国するつもりでいたのですが、ケガもあり、万全と言える状態で全日本選手権に臨むことが難しいと判断し、出場しないという選択をしました。

ツール・ド・フランスに出場するためには、チームからあたえられるレースで失敗は許されず、ギリギリまでこちらでレースに出場し続け、ツール出場のチャンスを掴むことになりそうです。そのために最善を尽くしますので、これからも応援してください。」【text&photo:Miwa IIJIMA】