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ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザがテクニカルパートナー発表。チームバイクはプロトス

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2014年、若手選手中心に活動を始める「ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザ(UCIコンチネンタルチーム、日本登録)」の力強いパートナーとなるチームバイクとチームウェアが決定した。

バイクは「デローザ」のフラグシップモデル『PROTOS(プロトス)』、そして元フランスチャンピオンが手がける「エムエスティナ」がチームウェアを提供する。

 

 

ウーゴ・デローザ氏によって生まれたイタリアンバイクブランド「デローザ」。1953年からミラノに工房を構え、現在でも“メイドインイタリア”のポリシーのもと、細部にわたりていねいなバイク作りを続けている。

『プロトス』は「デローザ」が60年に渡って積み上げてきた価値あるノウハウとエンジニアリングデザインを融合して生まれた、独創的で美しく、かつハイパフォーマンスなレーシングフレーム。

3種類のカーボンファイバーを使用し、チームエディションとして攻撃的で魅力的なチームカラー(ミッドナイトブルー、ホワイト、イエロー)で、バイクの動きによってカラーリングが変化して見える斬新的なアンシンメトリーカラーリングを初めて採用した。

チームバイク、スペック一覧

●メインコンポーネント、ホイール:カンパニョーロ

●サドル:セライタリア

●タイヤ:ミシュラン

●ペダル:タイム

●ハンドル、ステム、シートピラー:FSA

●ボトル、ボトルケージ:エリート

●GPSサイクルコンピュータ:いいよねっと(ガーミン)

 

 

過去にフランスチャンピオンにも輝いたマルセル・ティナッツィ氏が手がけるイタリアンブランド「エムエスティナ」がチームウェアを提供する。

ティナッツィ氏は「古くからの親友であるステファノ・ジュリアーニ氏によるこのプロジェクトをとても魅力的に感じています。彼は素晴らしい監督で、多くの若い選手の才能を発掘していくことでしょう。これがヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザと契約を結んだ理由です。チームと一緒に活動できることを誇りに思います」とコメント。

「エムエスティナ」は何度かブランド名を変更しているものの、長年イタリアやフランス、ヨーロッパで愛されているサイクルウェアブランド。

近年、全天候に対応するという"山猫"がロゴマークに使われ、過酷なレースシーンに対応する高機能ウェアが好評価を受けている。

日本でも2014年より市場展開される予定。

 

 

ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)、ウィリー・シミット(南アフリカ)と契約

新たに2選手のチーム加入が決定した。

1人は、ツアー・オブ・ジャパン2013、南信州ステージ(添付写真)を驚異的な強さで制したピエールパオロ・デネグリ(ヴィーニファンティーニ)。

現在27歳のイタリア人選手で、2012年はイタリアのクラシックレース「トロフェオ・マテオッティ」でも優勝した。

「再びステファノ・ジュリアー二監督のもとで走れることをうれしく、誇りに思っています。すべてのレースでベストを尽し、できるだけ多くの勝利をめざしたいと思います」とコメントしている。

 

もう1人は、南アフリカの新星ウィリー・シミット(1992年生まれ)。

先日開催されたアフリカ選手権ではU23個人タイムトライアルで優勝した。

「ヨーロッパや世界各国のレースを走る機会を与えてくれたチームに感謝しています。この契約をとても嬉しく思っており、チームに合流して新しいチームメイトとともに走るのが楽しみです」とコメント。

 

11月下旬から12月10日まで1回目のトレーニング合宿がイタリア、アブルッツォ州のサンヴィートキエッティーノで開催された。

日本人6選手含む13選手とサテライトチームから6選手が参加し、新しいチームメイトやスタッフと貴重な時間を過ごした。

今後は1月下旬にチームプレゼンテーション、2月2日、GPコスタ・デリ・エトルスキ(イタリア)で初戦を迎える予定。