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【現地速報】落車が続出したUCIワールドツアーのE3・ハールビークはスカイのトーマスが独走で初優勝!
レース
2015.03.28
クラシックシーズン真っ盛りのベルギーで3月27日にUCIワールドツアーの一戦であるE3・ハールビークが開催され、英国のゲラント・トーマス(チームスカイ)が残り4.3kmを独走して初優勝を果たした。
トーマスはゴールまで残り38.6km地点の、オウド・クワルモントで集団からアタック。チェコチャンピオンのズデネク・シュティバル(エティックス・クイックステップ)が彼に付き従い、スロバキアチャンピオンのペーテル・サガン(ティンコフ・サクソ)も合流した。
3人は後続に数10秒差を付けて先行を続けた。そしてゴールが間近に迫った残り4.3kmで、満を持したトーマスが後方からアタックし、みるみるうちに2人を引き離した。トーマスはそのまま逃げ切り、UCIワールドツアーのレースで初優勝を果たした。
シュティバルはそのままトーマスを追い続けて2位に入ったが、ディフェンディングチャンピオンのサガンは力尽き、追走集団に飲み込まれてしまった。集団のゴールスプリントはマッテーオ・トレンティンが制し、表彰台の両脇はエティックス・クイックステップが占めた。
現在28歳のトーマスは今大会で2013年に4位になり、昨年は3位で表彰台に上がっていた。今季は15日に閉幕したUCiワールドツアーのパリ~ニース(フランス)で、総合優勝したリッチー・ポートをサポートしながら総合5位になっていた。
■UCIワールドツアーのレースで初めて勝ったトーマスのコメント「もちろんこれはボクにとってキャリアでもっとも大きな勝利だ。(アタックは)ちょっと早かったが、差を付けられればと望んでいた。我々はずっとお互いを警戒しあっていたから、サガンが脱落したのはちょっと驚きだった。完璧にうまく行ったよ」
「パリ~ニースからパリ~ルーベまでの6週間は、ボクにとって今季の大舞台だ。パリ~ニースではとてもがっかりした。あれからまだ間もないのに勝てたのは何かスゴいボーナスみたいなものさ」
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■E3・ハールビーク結果[3月27日/UCIワールドツアー/215km/ベルギー]
1 ゲラント・トーマス(チームスカイ/英国)5時間14分57秒
2 ズデネク・シュティバル(エティックス・クイックステップ/チェコ)+25秒
3 マッテーオ・トレンティン(エティックス・クイックステップ/イタリア)+38秒
4 アレクサンダー・クリストフ(カチューシャ/ノルウェー)+38秒
5 セプ・バンマルク(ロトNL・ユンボ/ベルギー)+38秒
6 マッティ・ブレシェル(ティンコフ・サクソ/デンマーク)+38秒
7 ユルフン・ルーランツ(ロット・ソウダル/ベルギー)+38秒
8 ジャック・バウアー(キャノンデール・ガーミン/ニュージーランド)+38秒
9 イェンス・ククレール(オリカ・グリーンエッジ/ベルギー)+38秒
10 ダニエル・オス(BMC/イタリア)+38秒
30 ペーテル・サガン(ティンコフ・サクソ/スロバキア)+1分14秒
(http://www.e3harelbeke.be)
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