ニュース

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザのコッリとクネゴが今季初の表彰台

レース

3月26日から4日間の日程でイタリアで開催されていた「コッピ・エ・バルタリ(ヨーロッパツアー2.1)」。3月28日の第3ステージでダニエーレ・コッリ(イタリア)がステージ3位、クイーンステージ(最難関ステージ)であった翌第4ステージでは、チームのキャプテン・ダミアーノ・クネゴ(イタリア)が2位でゴールする活躍をみせた。

 

第3ステージで3位に入賞したダニエーレ・コッリ

 

第3ステージは集団ゴールスプリントの展開となり、チームの中堅スプリンターであるコッリがスプリントに挑み、3位でゴールした。優勝したのは、フランチェスコ・キッキ(イタリア、アンドローニ)。コッリはプロ選手となってから、膝にできた腫瘍を克服した経緯をもつ選手で、今季はクールネ~ブリュッセル~クールネで世界のトップスプリンターと並んで5位に入賞するなど、好調なシーズンを送っている。

ダニエーレ・コッリのコメント

「自分にとってもチームにとっても喜ばしい結果で、満足しているが、これはまだチームにとって出発点にすぎない。明日からのレースで、さらに良い結果をめざしていきたい」

 

 

コッピエバルタリに参戦した8名のチームメンバー

 

最終日となる第4ステージは、厳しい3つのカテゴリー山岳を含むコース。序盤から早いペースでレースは進行し、最後は15人ほどの有力選手たちに絞られた。この日最後の登坂区間で、ルイス・メンテス(南アフリカ、MTNキュベカ)が単独で抜け出し、そのまま優勝。総合成績でも首位に立った。そしてクネゴも果敢に攻め、メンテスに次いで2位でゴール。キャプテンの表彰台にチームは沸いた。

ダミアーノ・クネゴのコメント

「表彰台に上がることができて素晴らしい気分。とくに今回は新しいチームで、このような成績を出せたことを嬉しく思っている。勝てなかったという意味では、悔しさが残るのは事実だが、この厳しいレースで勝利した若いメンテス選手を祝したい。今回の2位、また2日連続でチームが表彰台を獲得できたことは、とてもいいサインだと思っている。ベストを尽くしてくれたチームメイトや監督たちに感謝をしている。そして次は勝利を得たい」

 

 

 

また本レースには日本から石橋学が参戦していた。第3ステージのゴール前で落車に巻き込まれてしまったが、幸い大きなケガはなく、無事に最終ステージを走り終えた。

石橋学のコメント

「今大会はとてもハードなレースで、雨の第2ステージは寒さとの戦いだった。コッリの第3ステージ3位やクネゴの第4ステージ2位はチームの作戦どおりのもの。 勝利こそなかったが、チームがうまく機能していると感じた。次のレースはアムステルゴールドレース。また、そこからハードなレースが続くので、それまでは体 調を整えて、しっかり乗り込んでいこうと思っている」

次戦はベルギーで3月31日から開催される石畳などを含むステージレース「デパンネ3日間(UCIヨーロッパツアー2.HC)」。その後、4月8日には「シュヘルデプライス(ベルギー/ヨーロッパツアー1.HC)」や4月19日アムステルゴールドレース(オランダ/ワールドツアー)」などビッグレースが続く。

●デパンネ3日間の出場メンバー

山本 元喜

黒枝 士揮

エドワード・グロス

マッティア・ポッツォ

アレッサンドロ・マラグーティ

ニコラス・マリーニ

リカルド・スタッキオッティ

アントニオ・ヴィオラ

 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ http://www.nippo-c.co.jp/teamnippo2014/index.html

http://www.nippovinifantini.com/