ツール・ド・サンルイスで地元のディアスが総合優勝/最終区間はカヴェンディッシュが優勝!
南米アルゼンチンで開催されていたツール・ド・サンルイス(アメリカツアー2.1)は、1月25日にサンルイスで122.4kmの最終ステージを競い、英国のマーク・カヴェンディッシュ(エティックス・クイックステップ)が集団ゴールスプリントを制して今季初優勝を上げた。
今年のサンルイスは地元アルゼンチンのナショナルチャンピオンであるダニエル・ディアス(フンビックブラジリンベスト)が、2013年につづいて2度目の総合優勝を果たした。
「期待していたよりもよかった。ずっと準備をしてきたし、12月には20日間、標高2400メートルのフフイで調整した。でも、こんな大差を付けられるとは思っていなかった。幸運の女神がそばにいてくれたんだね」と、総合優勝したディアスは喜びを語っている。
*
集団スプリントで地元選抜の選手に2度負けていたカヴェンディッシュは「あと一歩が続いていたから、チームは今日は本当にやる気満々だった。ボクはスプリントで2回2位で、クウィアトコウスキーはTTで2位だった。ボクたちは1週間ずっとチームとして本当によく走ってきていたから、勝利でサンルイスを締めくくりたかったんだ」と、語っている。
日本から唯一参加していた山本元喜(NIPPO・ビーニファンティーニ)は、27分58秒遅れの総合64位でシーズン初戦を終えている。
■第7ステージ結果[1月25日/サンルイス~サンルイス/122.4km]
1 マーク・カヴェンディッシュ(エティックス・クイックステップ/英国)2時間33分29秒
2 フェルナンド・ガビリア(コロンビア選抜)
3 ヤクブ・マレツコ(イタリア選抜)
4 サシャ・モドロ(ランプレ・メリダ/イタリア)
5 ヨーヘニ・フタロビチュ(ブルターニュ・セシェ/ベラルーシ)
6 カルロス・アルサテ(ユナイテッドヘルスケア/コロンビア)
7 ニコラス・マリーニ(NIPPO・ビーニファンティーニ/イタリア)
8 フランシスコ・パイバ(フンビックブラジリンベスト/ブラジル)
9 フリアン・ガダイ(ブエノスアイレスプロビンシア/アルゼンチン)
10 ダニエル・マクレー(ブルターニュ・セシェ/英国)
58 山本元喜(NIPPO・ビーニファンティーニ/日本)
[第9回ツール・ド・サンルイス 個人総合最終成績]
1 ダニエル・ディアス(フンビックブラジリンベスト/アルゼンチン)22時間37分07秒
2 ロドルフォ・トレス(コロンビア/コロンビア)+1分05秒
3 ナイロ・キンタナ(モビスター/コロンビア)+1分34秒
4 エドゥアルド・セプルベダ(ブルターニュ・セシェ/アルゼンチン)+2分02秒
5 ロドリゴ・コントレラス(コロンビア/コロンビア選抜)+3分16秒
6 ダニエル・モレノ(カチューシャ/スペイン)+3分26秒
7 ジョー・ダンブロウスキー(キャノンデール・ガーミン/米国)+5分29秒
8 ダニエル・ハラミリョ(ジェイミス・ハーゲンズバーマン/コロンビア)+5分35秒
9 レアンドロ・メッシネオ(サンルイスソモストドス/アルゼンチン)+5分39秒
10 イルヌール・ザカリン(カチューシャ/ロシア)+5分39秒
64 山本元喜(NIPPO・ビーニファンティーニ/日本)+27分58秒