【GIRO速報】今年最後の山岳ステージでアルーが区間連勝/コンタドールがマリア・ローザを守ってミラノへ!
第98回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月30日にサン・バンサンから標高2035メートルのセストリエーレ頂上までの199kmで今年最後の山岳ステージを競い、新人賞のマリア・ビアンカを着たファビオ・アルー(アスタナ)が、前日につづいて区間優勝した。
マリア・ローザを着たアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)は、ゴールのセストリエール山の前に挑んだ未舗装路のフィネストレ峠越えでメイングループから遅れてしまったが、2分25秒遅れでゴールし、総合首位の座は守ることができた。
「今日は素晴らしいステージではなかった。僕は調子がいいと感じられなかった。おそらく疲れが溜まっていたせいだろう。しかし、総合成績で十分なタイム差があるとわかっていたし、ゴールまでかなりあるとはわかっていたが、自分のリズムで走りたかった。マリア・ローザが危険だと思った瞬間はまったくなかったよ」と、コンタドールは語っている。
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今年のジロ・デ・イタリアもいよいよフィナーレを迎える。5月31日の最終ステージはトリノを出発し、ミラノにゴールする。ミラノでは5.4kmのサーキットを7周し、センピオーネ通りでゴールする。(MAP: RCS Sport)
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■第20ステージ結果[5月30日/サン・バンサン~セストリエーレ/199km]
1 ファビオ・アルー(アスタナ/イタリア)5時間12分25秒
2 ライダー・ヘシェダール(キャノンデール・ガーミン/カナダ)+18秒
3 リゴベルト・ウラン(エティックス・クイックステップ/コロンビア)+24秒
4 ミケル・ランダ(アスタナ/スペイン)+24秒
5 スティーブン・クルイスウエイク(ロトNL・ユンボ/オランダ)+34秒
6 アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ/スペイン)+2分25秒
7 タネル・カンゲルト(アスタナ/エストニア)+2分28秒
8 フランコ・ペッリゾッティ(アンドロニジョカットリ/イタリア)+2分28秒
9 レオポルト・ケーニック(チームスカイ/チェコ)+2分28秒
10 ディエゴ・ローザ(アスタナ/イタリア)+2分28秒
159 別府史之(トレック/日本)+46分01秒
■第20ステージまでの総合成績
1 アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ/スペイン)84時間03分30秒
2 ファビオ・アルー(アスタナ/イタリア)+2分02秒
3 ミケル・ランダ(アスタナ/スペイン)+3分14秒
4 アンドレイ・アマドール(モビスター/コスタリカ)+8分19秒
5 ライダー・ヘシェダール(キャノンデール・ガーミン/カナダ)+9分52秒
6 レオポルト・ケーニック(チームスカイ/チェコ)+10分50秒
7 スティーブン・クルイスウエイク(ロトNL・ユンボ/オランダ)+11分02秒
8 ダミアーノ・カルーゾ(BMC/イタリア)+12分17秒
9 アレクサンドル・ジュニエズ(FDJ/フランス)+16分00秒
10 ユーリ・トロフィモフ(カチューシャ/ロシア)+16分23秒
114 別府史之(トレック/日本)+4時間58分分11秒
[各賞]
■ポイント賞(マリア・ロッサ):ジャコモ・ニッゾロ(トレック/イタリア)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):ジョバンニ・ビスコンティ(モビスター/イタリア)
■新人賞(マリア・ビアンカ):ファビオ・アルー(アスタナ/イタリア)