イェンス・フォイクトがトレックの新チームと契約
トレック・バイシクル・コーポレーション(以下、トレック)は、トレックがメインスポンサーとなり2014年度から新たにスタートするワールドツアーチームと、イェンス・フォイクト選手との契約合意に至ったことを発表した。契約年数は1年となり、ファビアン・カンチェラーラ、シュレク兄弟、別府史之らに続き、その熱い走りで、ロードレースファンの心を鷲づかみにしてきた大物ベテラン選手がチームの一員として加わることになった。
2013年9月17日の誕生日で42歳になる現役最年長選手のイェンス・フォイクトだが、今年のツアー・オブ・カリフォルニアでのステージ優勝や、ツール・ド・フランスでのアタックを見る限り、まだまだ実力は衰えていない。来年度が最後になるのか、それともまた次があるのかは誰にもわからないが、ロードレース界のレジェンドが走る来シーズンの1戦1戦が見逃せない戦いになることは間違いない。
トレックはイェンス・フォイクトの輝かしい経歴を記念して、母国ドイツ国旗をモチーフにした新しいペイントスキームを作成した。今シーズンの残りのレースと、来期の新チームでもこのバイクに乗ったイェンス・フォイクトを応援しよう。
イェンス・フォイクト選手のコメント:トレックと2014年の契約を結ぶことができて、本当にうれしく思う。過去3年間はトレックのおかげでたくさんのハイライトを生み出すことができたので、また1年間一緒に戦えることは本当に心強い。チームの若いライダーたちは成長目覚ましく、大舞台で活躍しだすのも時間の問題だろう。しかし、彼らとトップ選手の間には少しのギャップがある。それを埋めるために見本となるような走りをし、また私の長年の経験も伝えていきたいと思っている。そのためにあと1年分の燃料をふり絞ってみるよ。
トレック副社長 ジョー・ヴァデヴァンカーのコメント:イェンス・フォイクトのように、生粋のファイタータイプの選手はなかなかいない。彼は果敢にアタックを繰り返し、馬車馬のようにチームのために働き、クラッシュしても立ち上がり、また次の日も同じようにバイクに跨って走り続ける。彼がトレックでキャリアを終えることを決めてくれたことを非常に光栄に思う。
問 トレック・ジャパン www.trekbikes.co.jp