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ランプレ・メリダ&宇都宮ブリッツェン TOJアフターパーティー 参加レポート

レース


第18回ツアー・オブ・ジャパン 最終ステージ終了後の5月24日(日)夜、東京・港区の東京プリンスホテルにて「ランプレ・メリダ&宇都宮ブリッツェン TOJアフターパーティー」が開催された。5月17日(日)から全7ステージの戦いを終えたトッププロ選手とファンが、終始なごやかな雰囲気で交流を楽しんだ。

イタリア唯一のUCIワールドチーム「ランプレ・メリダ」は、昨年のTOJ東京ステージでプロ初勝利を挙げたニッコロ・ボニファジオが今年も同ステージで優勝。ヴァレリオ・コンティがポイント賞、イリア・コシェヴォイが新人賞を獲得するというめざましい活躍でファンを魅了した。

日本のUCIプロコンチネンタルチーム「宇都宮ブリッツェン」は、増田成幸が日本人最高位となる総合16位。また東京ステージで大久保陣がゴールスプリントで6位と健闘した。

 

 

まずは、ミヤタサイクル代表取締約社長・高谷信一郎氏が勝利の喜びを語った。

「今日は天気に恵まれ、レースはランプレ・メリダの選手が2日続けてのステージ優勝のほか、新人賞、ポイント賞も獲得しました。ブリッツェンも増田選手、大久保選手が活躍し、メリダファンにとって満足のいく結果となっています。

開催中のジロ・デ・イタリアも、14ステージのうち3勝を挙げているのはランプレ・メリダのみ。日本でツアー・オブ・ジャパンに参加した若い選手が大きく育っていると実感しています。私たちは自転車の供給元として最大の努力をしていきたいし、ファンのみなさんにはこれからも応援をお願いしたいと思います」

そして、ブルーノ・ヴィッチーノ監督の「カンパイ!」でパーティスタート!

 

 

ランプレ・メリダ TOJ参加選手のコメント

■ニッコロ・ボニファジオ:昨年と比べて厳しいステージとなりました。落車もあり、最後に大集団となったが最終的には勝つことができてうれしいです。

■ヴァレリオ・コンティ:(マッサージ中のおふざけムービーをFacebookにアップした理由を聞かれて)マッサーと相談して(笑)。その翌日の第6ステージで勝てるとは思ってませんでした。毎日の練習の積み重ねがブルージャージを獲得に繋がったと思います。

■イリア・コシェヴォイ:ホワイトジャージを獲得できてとてもうれしいです。最終ステージで落車してしまいましたが、相対的には良かったと思います。日本は美しい国で、とくに富士山ステージはすばらしい。(好きな音楽はレッドツェッペリンなどのクラシックロック)

■チュン カイ・フェン:TOJは初めてですが、熊野や北海道には毎年参加しているので日本はなじみが深いです。知り合いも多いので、また来年も参加したいと思います。

■マリオ・コスタ:12歳ごろ自転車競技に興味をもち、父に乗ることを勧められました。家族は貧しく、苦労することに慣れていたので、ルイも僕も厳しい練習が辛くはなかったです。

■ルカ・ピベルニク:美しい国に来られてうれしいし、良い成績も残せました。富士山ステージは過酷だけれど、TOJはとても楽しいレースでした。(好きな音楽はエレクトロポップ)

 
 

 

宇都宮ブリッツェン TOJ参加選手のコメント

■増田成幸:日本人トップで終えたことはひとつの結果だと思いますが、この順位で日本人トップということは、まだまだ日本人選手全員が足りないところがあったのだと思います。来年は優勝争いに加われるように頑張りたい。4日後には熊野が始まるし、6月は最重要レースである全日本選手権もあるので、照準を合わせていきたいです。

■鈴木譲:初開催のいなべステージは、雨だったこともあって集団が伸び縮みして厳しいステージでした。きつかったのは飯田、富士山、修善寺。今後の目標は、ツールド熊野、全日本選手権、ツールド北海道です。

■阿部嵩之:(堺ステージのTTで日本人2位という結果について)個人的には優勝を狙っていたので満足はしていません。来月は全日本TTでチャンピオンジャージを狙います。

■鈴木真理:飯田ステージではチームとして機能していたので、落車に巻き込まれて非常に残念です。レベルの差を言われていますが、僕自身TOJ21回目で、このメンバーなら必ず勝つことができると思います。日本人同士でしっかり高めていきたい。

■大久保陣:第3ステージでは、上りで位置取りが悪く失敗しました。チームが組織として列車を組んで前に行かないと、いい位置でスプリントできません。僕自身のコンディションは良かったのですが、例年に比べて上りがきつかったし、レベルの違いも感じました。来年への課題とします。

■青柳憲輝:厳しいコース設定で、実力差が出てしまいました。自分の実力の足りない部分を実感しています。来年に向けて、チームで優勝を目指して頑張りたいです。

 

 

 

じゃんけん大会では、ステージの選手に勝った人が(高確率で)メリダの傘やステッカーなどプレミア賞品をゲット! ランプレ・メリダの選手は、イタリア語で「ウノ! ドゥエ! トゥレゴ!」とじゃんけんしたり、チョキで1本指を出したりと自由に楽しんで、会場は笑いの渦に包まれた。

抽選会ではランプレ・メリダと宇都宮ブリッツェンのサイクルジャージをプレゼント。特別賞として11月に台湾で開催されるメリダカップのペア招待券が用意された。ラッキーナンバーの男性が、台湾のチュンカイ・フェン選手から目録を手渡されて大喜び!
 

 

最後は全員で記念写真。両チームの選手たちを拍手で送り出して、2時間のパーティはあっという間に終了した。

ミヤタサイクル(メリダ)http://www.merida.jp