Special Report:レースファン必見!舞台・弱虫ペダル
渡辺航が描く週刊少年チャンピオン(秋田書店)の人気ロードレース漫画、『弱虫ペダル』の舞台が、2月1日から天王洲銀河劇場(東京)で始まった。漫画やアニメを原作とした舞台はミュージカル『テニスの王子様』を筆頭に、これまでにもさまざまな作品が世に出ている。しかし、今回は自転車ロードレースが題材だ。舞台化が決まったときから、漫画好きなロードレースファンの間では「狭い舞台の上で、一体どんな風にレースシーンを表現するのだろうか?」と、注目をあびていたこの作品。原作をこよなく愛する演出家の西田シャトナーは、音と光を味方につけ、観る者がまるで沿道で観戦しているかのように感じられるほど、熱いロードレースの世界を舞台の上に描き出してくれた。
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物語の主人公はアニメ大好きオタク少年、小野田坂道。彼は小学校4年生の頃から、毎週千葉の自宅からオタクの聖地"秋葉原"まで往復90kmの道程をママチャリで通い続けるうちに、いつのまにか自転車選手としての資質が備わっていた。そんな坂道が総北高校へ入学し、ひょんなきっかけから自転車レースと出会う。そして自転車競技部に入部し、エリート街道を歩んできた同い年のライバルや、熱血な先輩たちと出会い、ロードレースの楽しさを知っていく...。今回の舞台では、原作コミックの第5巻、坂道の高校入学から新入生ウエルカムレースまでのストーリーが描かれている。
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主役の小野田坂道を演じるのは、23歳の村井良大。仮面ライダーディケイドや、戦国鍋TVに出演していた人気若手俳優だ。とにかく身体を動かす、西田シャトナー独自の"パワーマイム"と呼ばれる演出を見事に演じきり、クライマックスではしたたる汗が、ロードレースの感動をよりリアルに伝えてくれた。彼の他にも、2月26日からスタートするTV番組『特命戦隊ゴーバスターズ』(全国テレビ朝日系列)に"ブルーバスター"役で出演することが決まっている馬場良馬が、総北高校3年生のクライマー、巻島裕介役で出演している。
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舞台で使用されているロードレーサーは、インターマックスが提供している。ママチャリしか持っていなかった坂道が、ストーリー中で手に入れるのもインターマックスの1台だ。しかしそれだけではなく、実は4台のロードレーサーが、舞台『弱虫ペダル』の演出上、とても重要な役割を果たしている。光と影と自転車が作り出す素晴らしい演出とは…それは舞台を見てのお楽しみ。気になる人は、是非劇場に足を運んでもらいたい。レースファンであれば、たとえ原作の漫画を読んだことがなくても、十二分楽しめるのが舞台『弱虫ペダル』だ。
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■舞台『弱虫ペダル』
日程:2月1日(水)~6日(月)
場所:天王洲 銀河劇場(東京都品川区東品川2-3-16 シーフォートスクエア2F)
価格:6500円(税込)※当日券あり
■舞台『弱虫ペダル』公式サイト http://www.maql.co.jp/special/pedal/
■舞台『弱虫ペダル』on Twitter http://twitter.com/#!/y_pedalstage*
©渡辺航 (週刊少年チャンピオン)2008
©渡辺航 (週刊少年チャンピオン)/マーベラスAQL、ディー・バイ・エル・クリエイション、イープラス
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劇場内では、さまざまな関連グッズが販売されるている。
レースファンには総北高校サイクルジャージ(¥12600)がオススメ。
人気商品なので購入はお早めに!
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☆☆☆千秋楽はニコニコ動画で生中継!
舞台『弱虫ペダル』を観てみたいけど劇場には行けない…という遠方のファンに朗報!
2月6日(月)に行われる千秋楽の舞台が、ニコニコ動画で生中継されることが決まった。
詳しくはニコニコインフォでチェック→http://blog.nicovideo.jp/