ラピエール：3代目のエンデュランスモデル、パルシウム500FDJ CP

ラピエールとして3代目のエンデュランスモデルとなる 「パルシウム」。板バネ効果により垂直方向の荷重を分散するフレームのアッパー形状をはじめ、乗り心地を高める仕組みを数々搭載するが、最大の注目はトップチューブ末端に装備された衝撃吸収素材だ。  

トップとシートチューブのしなりによってエラストマーが変形するこの機構は、2012年モデルの「センシウム」に搭載した振動吸収構造のイレイザーと比較して27%増のしなり性能が与えられ、 乗り心地が向上しているという。  

これら振動吸収の仕掛けにより、 乗り心地はこの種の製品としてはトップクラス。またエラストマー部分は、いやなパワーロスの感覚もとくにない。加速はピュアレーサーの鋭さには及ばないものの、 巡航走行や徐々に出力を上げるような場面では軽いペダリングも味わえる。

32Cタイヤも装備できるので、ロングライドからグラベルロードまで幅ひろく楽しめそうだ。

【text 吉本 司  photo 山内 潤也】

ラピエール・パルシウム500FDJ CP

シマノ・アルテグラ6800完成車価格  44万9000円(税抜) 

フレーム：カーボン 

フォーク：カーボン 

サイズ：XS、S、M、L 

カラー：FDJ

問・東商会  http://www.eastwood.co.jp