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シングルスピード世界選手権 2015年大会は日本で開催決定! 10/19 SS選手権、参加者募集中

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さる7月19日に米国アラスカ州でSSWCが開催された。白夜と大自然とクラフトビールの地で、連日ライド&ビールの宴が催された。

レース同様、毎年盛り上がるのが翌年の招致合戦だ。今年はアジア悲願の初開催を狙うJAPANチーム、そして同じく去年から招致活動を行っているスロベニア、またカナダ、アメリカが3日間にわたる招致合戦を繰り広げた。

 

 

1日目は目隠し鬼の自転車バージョン。2日目は、ローラーに固定された自転車に乗り、説明をはばかる卑猥な行為を行ない、その数を競った。

そして3日目のレース後の最後のセッションでは、決勝に残った日本とスロベニアによるバレーボール。 空気の抜けたボールでの試合は困難を極めたが、みごと日本がスロベニアに勝利し、来年の日本での初開催をものにした。

通常はレース勝者に送られるタトゥーも、今年はレース後にダービーと呼ばれる自転車による相撲のようなゲームでチャンピオンが決められた。ダービーは人垣で作った輪の中でいかに足をつかないで自転車に乗っていられるかを競うゲーム。日本から参加した土田氏が最後まで競りあい、結果位となり、あやうくタトゥーを彫られるところだった。

 

 

もともとSSWCはのんびりした、ゆるいイベントだが、今回はその歴史の中でも断トツであった。開催中はスケジュールも何もかもが直前まで未定で、レースの時間や場所も前日の夜中の3時過ぎまでパーティー会場のバーにいないと分からず、そのまま寝ないで7時に集合でレースという感じだった。

運営に関して、チャンピオンの決め方もしかり、主催者からの強いメッセージが込められた型破りなイベントであったため、参加者や関係者からも賛否両論があったようだが、白夜の地の果てで開催された今年のSSWCはあまりに強烈で楽しく、とくに来年の招致を決めた日本人参加者にとっては、生涯記憶に残る体験となった。

 

 

来年のSSWCは長野白馬村の岩岳で2015年10月11日開催の予定。日本の文化や自然を感じられる「日本らしい」イベントが期待される。また台湾、シンガポール、フィリピンなどアジアから多くのシングルスピーダーの来日もあるだろう。

今年のSS選手権は10月19日に同じ白馬岩岳で開催され、すでに申込みも始まっている。

申込み・詳細 http://singlespeedjapan.info/?eid=168

また8月23日、24日にはプレイベントも同地で行なわれる。こちらも要チェックだ。

http://singlespeedjapan.info/?eid=169

日本にようやく定着してきたシングルスピードMTB文化が、SSWC開催で更に熱くなるだろう。さあディレイラーを外して準備しよう。