ＵＣＩワールドツアーのツール・ド・ロマンディでロシアのザカリンが総合初優勝！

ＵＣＩワールドツアーの１戦である第69回ツール・ド・ロマンディが５月３日に閉幕し、ロシアのイルヌール・ザカリン（カチューシャ）がサプライズな総合初優勝を果たした。

ザカリンは雨天で厳しい闘いになったクイーンステージの第５ステージで、区間優勝したティボー・ピノ（ＦＤＪ）に７秒遅れの区間２位になり、黄色いリーダージャージを獲得した。

ザカリンは総合成績で３位のクリストファー・フルーム（チームスカイ）に14秒差で最終日の個人タイムトライアルを迎えたが、区間優勝したトニー・マルティン（エティックス・クイックステップ）にたった13秒遅れの区間３位という好成績を上げ、総合首位の座を守り切った。

今季ルスベロからチームカチューシャに加入した25歳のザカリンは、ＵＣＩワールドツアーで優勝するのはモチロン初めての経験だった。

「もともと僕はＴＴが好きで、いい成績も残している。でもこの２年間、クライマーとしての能力を向上させる努力を重ねてきた。簡単なことではなかったけれど、山岳でもっとスピードを得るために体重をほぼ10kg落としたんだ」と、ザカリンは説明している。
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■第69回ツール・ド・ロマンディ　個人総合最終成績
［４月28日～５月３日／ＵＣＩワールドツアー／スイス］
１　イルヌール・ザカリン（カチューシャ／ロシア）18時間36分30秒
２　シモン・シュピラク（カチューシャ／スロベニア）+17秒
３　クリストファー・フルーム（チームスカイ／英国）+35秒
４　ティボー・ピノ（ＦＤＪ／フランス）+49秒
５　リゴベルト・ウラン（エティックス・クイックステップ／コロンビア）+1分20秒
６　サイモン・イエーツ（オリカ・グリーンエッジ／英国）+1分21秒
７　ラファウ・マイカ（ティンコフ・サクソ／ポーランド）+1分24秒
８　ナイロ・キンタナ（モビスター／コロンビア）+1分42秒
９　ロマン・バルデ（ＡＧ２Ｒ・ラモンディアル／フランス）+1分43秒
10　ビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ／イタリア）+1分54秒
［各ステージの優勝者］
■第１ステージ（チームＴＴ）：チームスカイ（英国）
■第２ステージ：ミヒャエル・アルバズィーニ（オリカ・グリーンエッジ／スイス）
■第３ステージ：ミヒャエル・アルバズィーニ（オリカ・グリーンエッジ／スイス）
■第４ステージ：シュテファン・クン（ＢＭＣ／スイス）
■第５ステージ：ティボー・ピノ（ＦＤＪ／フランス）
■第６ステージ（個人ＴＴ）：トニー・マルティン（エティックス・クイックステップ／ドイツ）
(http://www.tourderomandie.ch)