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新城幸也のGP・ドゥナン 参加レポート。来週はアルデンヌクラシック出場

レース

周回コースに入りカメラを見つけ笑顔を見せる新城。Photo Miwa IIJIMA

 

チームヨーロッパカーは4月16日、フランスの北、ベルギーにほど近いDenainで開催されたグランプリ・ドゥナン(UCI 1-1クップ・デュ・フランス)に参加した。

平坦基調のコースで、チームのオーダーはエーススプリンターのブライアン・コカールのゴールスプリントに備える作戦。序盤に3選手の逃げができ、スプリントで有力視されるナセア・ブアニを要するコフィディスが集団の先頭でレースをコントロールする。

 

昨年までツール・ド・フランスの審判長を務めたジァン・フランソア・ペシュー氏にあいさつする新城。JFペシュー氏はこのレースの審判長。Photo Miwa IIJIMA

 

逃げと集団とのタイム差は3分前後でレースは進むが、ゴール前の周回コースに入ってから簡単に縮まると思われていたタイム差はなかなか縮まらない。ラスト10kmを切った時点で1分を切るというタイム差で、コフィディス以外のチームが協調し3選手を追う展開。

ゴール手前1kmで逃げは集団に飲み込まれ、集団ゴールスプリントに。終始レースをリードしたコフィディスのブアニがチームメイトの働きに応える勝利をあげた。チームヨーロッパカーはゴール前にチームがうまく機能せず、コカールは10位に終わった。

 

ゴールスプリント。中央にはコカールの姿も。Photo Miwa IIJIMA

 

集団後方64位でゴールした新城幸也は「失敗レースだったね。チームのみんなの連携がうまくいかなかった。でも、自分の調子はとても良いので、次のアルデンヌクラシックが楽しみ。この2日間でしっかり調整して臨みたい」と語った。

レース後、帰宅した新城は20日(月)にふたたびベルギーへ出発。2つのアルデンヌクラシックに出場し、ツール・ド・ロマンディ(スイス)まで2週間の遠征となる。【text&photo:Miwa IIJIMA】