トレック：シクロクロスバイク、新型Boone & Crockett サイクルスポーツのニュース

鉄人「スヴェン・ネイス」やシクロクロス全米王者「ケイティ・コンプトン」からのフィードバックを製品開発に応用するシクロクロスバイク「Boone」と「Crockett」が、スルーアクスルへの対応や新カラーの追加など装いを新たに誕生した。

日本におけるシクロクロス市場は、「シクロクロス東京」や「野辺山シクロクロス」、また「関西シクロクロス」といった各地のシリーズ戦など、全国で大きな盛り上がりを見せている。また、昨今雑誌などでも取り上げられ、専用タイヤが販売されている「グラベルロード」に魅力を感じるサイクリストも増加傾向にある。冬だけでなく、シーズンを問わず楽しめるバイクとして人気だ。

「Boone」と「Crockett」は、シクロクロスバイクとしてはもちろんのこと、オンロード走行にも強く、同時にオフロード走行を楽しめるオールラウンドバイク。「オンロードだけでは物足りないけれどMTBまでは求めない」という人にもお勧めの一台だ。

■アップグレードしたポイント

・15mmスルーアクスル：すべての新モデルのフォークに15mmスルーアクスルを採用。剛性の高いスルーアクスルシステムの恩恵をもっとも受けるのは、フロントエンド。フロントをスルーアクスル化することによりたわみを排除し、正確かつ自信にあふれたハンドル操作を可能にする。リアは、BooneとCrockettのフレーム剛性があれば、軽量化のために9mmクイックで十分だと判断した。

・油圧ディスクブレーキ：新たに「Boone 5 Disc」が油圧ディスクブレーキ仕様になった。

・カーボンステアリングコラム：「Boone 9 Disc」にはカーボンステアリングコラム仕様のフルカーボンフォークを採用。「Crockett 5 Disc」と「Boone 5 Disc」はアルミステアリングコラム仕様のフルカーボンフォーク。また、カーボンステアリングコラム仕様はアルミと比べ、127gも軽くなっている。（ステアリングコラム300mmの場合）