ニューモデル続々!ドイツで開催中のユーロバイク速報【3日目】
毎年ユーロバイクでは、優れた製品、企業に対して「ユーロバイクアワード」という賞が送られます。その中でも特に優れた製品に対して贈られるのが「ゴールドアワード」。今年は11の製品が受賞しました。
このaxライトネス・VIAL evoは、シマノ・デュラエースDi2をブレーキキャリパーを含めてフルセットで採用し、完成車重量5.2kg。フレーム重量は684gです。ドイツで生産されるこのフレームは、リヤエンドは中空。BB内側にはケーブルガイドがちょこんと取り付けられています。
軽さや各部の作りはもちろんですが、走行性能が犠牲になっていないことも受賞の理由です。
シマノは新しいコンポーネント「メトレア」のコンセプトモデルを発表。シティーユースを狙ったコンポーネントになるとのことですが、まだコンセプト段階でしかなく、発売時期など未定とのことでした。
まもなく販売がスタートするシマノ・XTRDi2ですが、会場では完成車販売モデルがいくつも見受けられました。そのなかの一つである、スコット・スパーク700アルティメイトDi2です。前後変速機がDi2であるのはもちろん、サスペンションの制御もDi2システムを使用しています。
ドイツのバイクメーカー「キャニオン」より、エアロロードのニューモデル「エアロードCF SLX」。チームカチューシャの選手がツール・ド・フランスでも使用していたモデルです。
以前紹介した、サーヴェロ・S5と同じく、ハンドル周りの空力性能を向上させるために、自社開発のステム一体型ハンドルが用意されています。
ハンドル幅のサイズ展開も特徴的。幅390-410mm-430mmと、エアロダイナミクスを意識して、少し狭いなっています。
年内には、日本国内でのサポート体制をより充実させる予定とのことでした。
ヘルメットメーカー「レイザー」のロードモデルである「ジェネシス」に、新機構が搭載されます。
写真右にあるセンサーは「ライフビーム」と呼ばれるもので、ヘルメット内周部に取り付けられるハートレートセンサーです。システム単体重量は40g。通信手段としてANT+とBLE(Bluetooth Low Energy)4.0に対応するサイクルコンピュータやスマートフォンに、リアルタイムでデータを送ることが出来ます。
いままでは胸に取り付けていたハートレートセンサーですが、苦しいと感じていた人にとって、ひとつの解決手段になりますね。
ちょっとユニークな商品を紹介します。フレームのシートポストに内蔵できるパワーアシストユニットです。200ワットの出力を持っており、それを搭載した完成車もヨーロッパでは販売されます。
バッテリーはサドルバッグに搭載。ちょっと反則ですね。