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トレック2014注目モデルをチェック! パート3 完璧主義“社”トレックらしい一台

新製品

●生まれ変わったスピードコンセプト

トレックが「今季最も力を入れた」と胸を張るのがスピードコンセプトのフルモデルチェンジである。風洞実験だけでなく実走テストを繰り返し、KVF形状を見直すことで斜め方向からくる風に対してのエアロ効果が高められているという新型。ハンドル周りのパーツ点数を少なくし、構造をシンプルにすることで前面投影面積は30%も削減されているという。驚くべきは軽量化だ。フレームが437gも軽くなったのである。「ポジションの調整幅を広く取ることや、組み付けを容易にすることなども重要な目標だった」とエンジニア。ブレーキ周りのメンテナンス性も大きく改善されており、様々なリム幅のホイールを使い分けるときでもアーレンキー一本で容易に調整可能となった。また、チューブや補給食を収納することができるスピードストレージというという新型スピードコンセプト専用のボックスも同時開発。これらをバイクに付けると空力性能は悪化するどころかむしろ向上するのだという。様々な実走条件を想定し、どんなシーンでどんな使い方をされても空力性能が削がれないような工夫を満載した新型スピードコンセプト。完璧主義社、トレックらしい一台である。

 

これはシートチューブ後方に取り付け可能なドラフトボックス。取り付け方法は従来のネジ式からスライド式になり、内容量もアップ。また、タイヤクリアランスも広くなっており、タイヤの太さが25Cのものを使っても干渉しない


フォーク、ブレーキ、ステムは一体化しているが、ポジションの幅は広い。フォークはKVF(カムテール)形状ではなく、フルフォイル断面に。Di2バッテリーはシートチューブに内蔵可能


バーの上にはボトルケージを取り付け可能。DHポジションでもいちいちダウンチューブに手を伸ばす必要がなくなった。ボトルケージの上にはコンピューターマウントが用意されている


BB下にはスピードフィンと呼ばれるパーツを取り付け可能。リアホイールを覆って空力性能を向上させるほか、リアブレーキのブースターとしても働くという


トップチューブにも専用のスピードボックスを装着でき、補給食などを収納可能。ソフトなシリコン製で手入れも簡単だ

 

より詳細な情報は、820日(火)発売のサイクルスポーツ10月号にて紹介!

問・トレック・ジャパン