10/1オープン!CYCLE TOURING オオマエジムショ
自転車ツーリングの世界を伝え続けたツーリング車の老舗『スポーツサイクル・アルプス』が閉店して5年が経過した。カメラとペンを使って自転車の素晴らしさを表現してきた大前 仁が、全精力を注いでツーリングのすべてを伝えるべく、2012年10月1日 東京・浅草にスポーツ車専門店『CYCLE TOURING オオマエジムショ』をオープンする。
『CYCLE TOURING オオマエジムショ』は、ツーリングに関するノウハウや情報で日本一を目指す。扱う車種はツーリング車のみに限定し、バッグなどの自転車ツーリングに必要な用品を充実させ、スモールパーツも徹底してそろえる。取扱ブランドはスタンダードモデルとして「グランボア・エトワール」(アイズバイシクル=京都)と当店オリジナルの「アプレ」をラインナップ。オーダーメードではアプレの他、ケルビム、TOYO、ライジン、エンメアッカなど国内著名ブランドを取り扱う。各フレームサイズを常時在庫するスタンダードモデル「アプレ」の納期は、塗装を含め約1カ月(※サイズによっては、納期に時間をいただく場合があります)。『アルプス』のメンテナンスも優先的に行なう。
店舗は、つくばエクスプレス「浅草」駅A2 出口から徒歩わずか1分の好立地。プロデューサーである大前自らがショップに立ち、ツーリングに関するさまざまな情報を発信しながら、オリジナリティあふれるツーリング車を一台一台組み上げる。ひさしぶりに日本に登場したツーリング車専門店、スカイツリー見物のついでにぜひ立ち寄ってみよう。
店舗名:CYCLE TOURING オオマエジムショ
住所:〒111-0035 東京都台東区西浅草3-2-7 カーサ西浅草102号
TEL&FAX:03-6802-7670
営業時間:12:00~19:00(火・水曜日、7月)
ウェブサイト:http://www.velo-apres.com/(9月20 日より公開)
アプレ【après】とはフランス語で「~の後で」「~の次に」といった意味をもつ前置詞。日本にスポーツ用自転車を根付かせた、サイクリングという楽しみを広めた諸先輩方の「次に」ツーリング車を提案する、という意味を込めた。
伝統的なフランス風ツーリング車の雰囲気を最大限に残しつつ、最新の現行パーツを使った「ゆっくりと旅を楽しむための自転車」。それが、当店オリジナル設計のツーリング車、「アプレ」。フレームは東洋フレーム製、材料はカイセイ・019。スケルトンは低速安定性を追求し、37mm幅のタイヤをベースに設計。老若男女誰もが旅を楽しめる自転車となる。サイズバリエーションは6種類、身長およそ155cm から185cmくらいの方を対象としている。カラーリングは基本10色以外に、ご希望の色に塗ることも可能。納期は1ヶ月。
最大の特徴はグランボア・リエール650×36Bのタイヤ。アプレはこれをベースとして設計されているが、細身のタイヤをお好みの方のために、650×32B(グランボア・シプレ)、650×32A(グランボア・ルナール)などのタイヤでの製作も可能。
ドロップハンドル、泥除け、フロントキャリアなどツーリング車に必要な要素を備えたスタンダードな仕様での完成車価格は23万円を予定している。また、事務所の性格を生かし、納車時には自転車をスタジオ撮影、お客様にオリジナルプリントを渡す予定。
プロデューサー 大前 仁(おおまえ・ひとし)プロフィール
1965 年埼玉県川越市生まれ、埼玉大学教養学部日本文化コース卒業。
1993 年、ツーリング雑誌「サイクルフィールド」(山海堂刊)を創刊。以後「ツール・ド・フランス速報」(山海堂刊)などを経て2000 年に有限会社大前事務所を設立、日本サイクリング協会会報「JCA ニュース」、自転車関連媒体を中心にフリーランスとして活動、現在に至る。
近著に「クロモリ自転車の組み立てと調整」(ラピュータ刊、2010)、「ハンドメイド自転車工房」(八重洲出版刊、2012)がある。
埼玉大学サイクリング部OB 轍友会、山岳サイクリング研究会、日本山岳会所属。