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国交省がスマホアプリで自転車動線を調査!「Bicycle Planner」

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スマートフォンのGPS機能を活用して自転車利用の実態を把握するアプリ「Bicycle Planner」が公開されています。開発したのは国土交通省の研究室。快適な自転車通行を実現にむけて「自転車動線」を調べるのに役立ちそうです。

「Bicycle Planner」インストール直後の画面

「Bicycle Planner」は国交省国土技術政策総合研究所(国総研)の道路研究室が開発し、昨年10月に公開。スマホにこのアプリをインストールし、アカウントとパスワードを入力すると使用可能に。初期登録画面には年令や性別、職業を入力する項目もあります。GPS機能をオンにし、移動開始時に「出発」ボタン、終了時に「到着」ボタンを押すと移動経路の情報が記録され、サーバに送信されるしくみです。

登録画面

こうして集められた「自転車でいつ、どんな人が、どの道を、どこからどこに向けて走ったか」の情報を分析すると、自転車通行の多い道や時間帯、通行量、そして自転車に乗る人の傾向などが分かります。このデータを、例えば自転車レーンの整備に代表される「快適な自転車利用環境」作りに役立てるのがねらいです。

「Bicycle Planner」ホーム画面

ただしこのアプリ、インストールしてもただちに調査に参加できるわけではありません。同アプリを開発した国総研道路研究室の担当者は「自治体が自転車利用の実態調査を行うことを想定し、そのためのツールとして開発した」と説明します。つまり、どこかの自治体がモニター希望者を募り、アカウントとパスワードを配布してはじめて調査が可能となるわけです。

移動目的を選ぶ項目もある

いつでも誰でも調査に参加できないのがちょっと残念ですが、同担当者によれば、同アプリを使った調査はこれまで青森県弘前市、長野県安曇野市で実施。それぞれ100人、40人のモニターがスマホにアプリをインストールし、自転車通行データの収集に協力しました。
今後は同アプリを使った「自転車動線」を把握する取り組みが他の自治体にも広まり、誰もが安全かつ快適に通行できるよう、道路環境の整備が進むことが期待されています。(斉藤円華)

 

「Bicycle Planner」
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.go.nilim.traffic.engineering.bicycle.pp09