CCT p/b ChampionSystemの小石佑馬が、アジア選・U23個人TTで3位入賞
CCT p/b ChampionSystem 所属の小石佑馬が、アジア選手権・U23個人タイムトライアルで3位に入賞した。(距離 32.7km、タイムはトップから+35秒)
小石選手のレースレポート:
アジア選手権2種目の個人タイムトライアルは、一周10.9kmを3周回するコース、スタートが9時台だったため、無風に近い状態でのスタートとなった。前のモンゴルの選手をパスすることを目標に、1周目から早いペースで入った。ゆるい上りがあり、その区間で思ったより踏まなければいけなかったので、2周目は少しだけ抑え気味で走って3周目は残ってる力を出し切るイメージ。
レースが終わって周ごとのタイムを聞くと2周目がダントツで遅く、3周目と比べると20秒以上の差。2位の選手とは18秒差で、2周目をもっと早く回ることで2位も十分狙えたかもしれない。
去年からタイムトライアル能力の向上を目標の一つにしているので、トレーニングの成果を感じることはできたが、ヨーロッパにはもっとタイムトライアルに強い選手がいるので、そこで結果を残せるよう精進していきます。
2013年5月10日 GPオウト デ フランス2日目 撮影:橋川健
Team Eurasia-IRC Tire ゼネラルマネジャー兼監督
CCT p/b ChampionSystem監督 橋川 健 氏のコメント:
小石の言うとおり、ヨーロッパにはTTに強い選手がゴロゴロいる。日本では20km以上のTT走る機会がめったに無いし、当然日本人だけの出走なので、そのレースで勝てれば「自分がチャンピオン」になれる。しかし、ベルギーについて言えば、毎月アマチュア選手の強化の一環としてTTレースが各地域で行なわれている。その結果がナショナルチームの選考や、自身のキャリアとなっていくので、選手たちも全力で狙ってくる。その数日前からTTバイクに乗ったトレーニング中の選手たちを多数見かけるようになる。
日本人選手は個人TTを苦手とする選手が多い。日本で活躍する選手たちは上りの強い選手が評価され、TTを得意とする平坦でパワーを出せる比較的大柄な選手が活躍するチャンスが少ない。日本でも本格的なTTレースが増え、選手、関係者の「強さの基準」が変わっていいけば、と思う。
アジア選手権後、小石は3月1日のKuurne-Brusseles-Kuurne(UCI1.1)が今シーズンヨーロッパの初戦となる。現在の良いコンディションを維持し次のステップを目指す。