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5/18~19 日本版エロイカ、「L'英雄」(ラエイユウ)を開催

イベント
富士山の麓で日本のレトロ自転車を愛する同好の士と、イタリアから来日した30人ほどのエロイカ協会メンバーが日本版エロイカ、「L'英雄」(ラエイユウ)を5月18日~19日の2日間で楽しんだ。 
イタリアでは2008年から09年にかけて10以上のレトロバイクイベントが誕生。そのムーブメントの先駆けが1997年に第1回開催されたエロイカなのだ。本国では、使わなくなった自転車、パーツ、用品類の交換会や販売ブースがある。会場の食堂で地ワインを飲みつつ、地元料理に舌鼓をうって歓談。そしてトスカーナ地方に残る白い道(未舗装の石灰岩が多い田舎道)をつなげてのサイクリングとなる。最長クラスは200kmほどの距離を走る。
エロイカとは、イタリア語で“英雄”を意味し、過酷な未舗装路をものともせずに駆け抜けた先人たち=英雄に敬意を捧げ、歴史や自然を愛することを旨とする。その哲学は、日本版L'英雄にも受け継がれている。
山梨県南都留郡富士河口湖町の根場地区は西湖湖畔の歴史的風景を保存した地区。ここをスタート&フィニッシュとして、50kmと100kmのサイクリンが実施された。レトロなスタイルで英雄になりきって走る20代の若者から、普段はカーボンロードバイクだがこの日のためにホコリをはらい、磨き上げた鉄の自転車を持参したベテランたちまで、120人ほどが富士山の麓を走った。
 
なるしまフレンドの鳴嶋”英雄”会長と、イタリアから参加のベルッティ・ルチアーノさん。ベルッティさんは1900年初頭の自転車で参加していた。鳴嶋会長は、この日のためにかつて乗っていたロードバイクを組み直しての参加だ。
 
問・L'英雄プロジェクト実行委員会
http://www.eroicafan.jp