「飛行機降りたらサイクリング」米子空港でクロスバイク貸出中
「空港から自転車でぶらり旅」。米子空港(鳥取・境港)は5月から、クロスバイクのレンタルサービスを始めた。飛行機を降りて、すぐに旅先で自然体験が楽しめることをめざす観光形態「ジャパンエコトラック」にちなんだ取り組みだ。
米子空港から境港・皆生・大山方面へ、手ぶらでスポーツサイクリングが楽しめる
■5日前までに予約 手荷物配送オプションも
米子空港は、ジャパンエコトラック推進協議会(会長・辰野勇モンベル代表)による国内第1号認定ルート「境港・皆生(かいけ)・大山(だいせん)」の起点。境港と大山を結ぶ「シートゥサミットルート(45.9km)」、大山を1周する「ツール・ド・大山ルート(83.2km)」など計3コースが設定されている。
レンタルできるのはブリヂストンサイクルのクロスバイク「グリーンレーベル・シルバ」で、4台が用意。利用料金は5か所から選べる返却先によって異なり、税込で1台につき1日1500~3300円となる。
エコトラックでは単に観光ルートを設けるだけでなく、自治体とも連携して認定ルート沿線で提供できるサービスの充実を図るのが特徴だ。宿泊予約した観光客が空港で手荷物を預けると、米子市内、および松江市内の宿泊施設95か所を対象に当日中に届けるサービスが利用できる。料金は800円だ。
また、サイクリングコースの路面案内表示や、コンビニエンスストアで簡単な自転車修理ができる「サイクルポート」などの整備も進められている。
レンタサイクルは利用する5日前までにFAXかメールでの申し込みが必要だ。サービス提供開始からまだ日が浅いせいか、現在までの貸出実績はゼロ(12日時点)とのことだが、担当者は「米子空港を利用の際はぜひサイクリングを体験してほしい」と話している。(斉藤円華)
<参考サイト>
『米子鬼太郎空港レンタサイクル』始めました(米子空港)
http://www.yonago-air.com/topics/item1642
モンベル ニュースリリース
http://about.montbell.jp/release/disp.php?infomation_id=273