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沖縄初! 「室内型サイクルポート」が那覇市内に登場

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自転車通勤する人が室内型サイクルポートとして利用できる沖縄県内初の施設がこのほど、那覇市内にお目見えした。ロッカーやシャワー室を備えるのに加え、はり・きゅう治療院も併設。ランニングの練習拠点としての需要も見込んでいる。

 

那覇市中心部にオープンした沖縄初の室内型サイクルポート「ラン・ライド・ポイント」(同社提供)

 

■「自転車利用のきっかけに」

「ラン・ライド・ポイント」は、自転車通勤やランニング練習の拠点としての利用を目的に6月、那覇市中心部にオープン。県庁や市役所、商業施設などにも近い好立地にある。男女別ロッカーや更衣室、シャワー室などを備え、自転車は室内と室外にそれぞれ6台程度駐輪できる。

「自転車利用のきっかけを作りたい」と話すのは、店長の金城一也さん(36)。以前は建設コンサルタント会社に勤務し、自動車以外のモビリティ(移動手段)の普及を促すべく、行政に政策提言してきたという。

現在、那覇市内で自転車通行空間の整備計画はなく、「バス路線を充実する方が優先される」(金城さん)。もともと自動車利用が多い土地柄だが、それでも以前よりは「自転車の交通量が増えてきている」と金城さんは話す。

 

店舗内外にバイクラックを備える

 

昨年8月、金城さんが県内のサイクリストおよびランナー約200人を対象に独自にアンケート調査したところ、那覇市内で職場近くにシャワーやロッカー、サイクルポートを備えた施設があれば利用したい、と答えた人が6割に上った。

ロッカーは男性用が24基、女性用が12基設置され、料金は1日利用が駐輪込みで700円。月額では同9500円だが、6月中の契約に限り1000円安くなる。また、月極契約の利用者は、併設のはり・きゅう治療院を特別価格で利用できる。

オープン1週間だが、月極契約は「まだまだ余裕がある」(金城さん)とのこと。「健康増進に役立てほしい」と金城さんは話している。7月からは観光客向けのサービスも始める計画だ。(斉藤円華)

 

明るい雰囲気の店内。店長の金城一也さん

 

<参考サイト>

ラン・ライド・ポイント

公式サイト http://runride-point.com/

フェイスブック https://www.facebook.com/run.ride.point