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ルート・ドゥ・スッド第3ステージはコンタドールが優勝。新城幸也も久々の山岳で好調

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カテゴリー1級のCol de Val Louron Azetを上る新城 Photo Miwa IIJIMA

ルート・ドゥ・スッド第3ステージは1級山岳が3つ登場するコース。今回のメンバーに上りのスペシャリストが入っていないチームヨーロッパカーとしては、無理に動かず様子を見るという指示が出ていた。

序盤に形成された逃げはアルベルト・コンタドールを擁するティンコフ・サクソが追いかけて1つ目の峠で吸収。さらにそのカウンターで形成されたチームヨーロッパカーのジェローム・クザンを含む6人の逃げも

2つ目の峠の頂上付近でティンコフ・サクソが吸収。

そこから最後の峠に入りアルベルト。コンタドール自身が積極的に仕掛け、集団をふるいにかける。最後まで残ったナイロ・クインタナ(モビスタ)は自ら仕掛けることはなく、ゴールまでの下り25km地点でコンタドールがアタック。そのまま、後続を引き離し、先月のジロ・デ・イタリアの総合優勝者としての貫録を見せつけての山岳ステージ独走優勝となった。

 

優勝したアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ) Photo MIwa IIJIMA

新城幸也は「今日のステージは無理しても(上りのスペシャリスト達には)敵わないから…。と思っていたわりにとても良かった。体重もリハビリ中からずっと気にして管理していたので、ツールの時よりも軽い。ただ、3月にティレーノを走って以来の山岳ステージだったので、レースのスピードになると、まだ山の練習が足りないと感じている。明日の最終日は、逃げ切る可能性もあるし、コンディションも良いので積極的に行きたい」と、語った。

 

トップから29分1秒遅れの90位でゴールした新城 Photo Miwa IIJIMA

6月21日、最終日は今年のツール・ド・フランス第13ステージでも使用されるコースの一部を通過し、3級山岳が2回と比較的フラットな167km。道幅が狭く、細かなアップダウンが多いため、逃げが決まりやすいコースと予想される。【text&photo:Miwa IIJIMA】