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【Tour News】ティンコフ・サクソのバッソが精巣がんと診断され、ツールを棄権!

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ロシアのティンコフ・サクソは、今年のツール・ド・フランスで最初の休養日だった7月13日に、イタリアのイバン・バッソが左の精巣(睾丸)に腫瘍があると診断され、摘出手術を受けることになったと発表した。

チームドクターは「バッソは第5ステージの落車で左睾丸を軽く負傷した。痛みが続き、しこりが見つかったため、月曜日の朝、ポーの病院で精密検査を行い、腫瘍の存在が確認された」と、説明している。

バッソはツール・ド・フランスを棄権し、可能な限り早く自宅へ戻ることになった。今後の治療は、最終的に診断によって決められる。彼は第9ステージ終了時点で51分23秒遅れの総合158位だった。

現在37歳のバッソは今季ティンコフ・サクソへ移籍し、ジロ・デ・イタリアではアルベルト・コンタドール(スペイン)の総合優勝に貢献していた。ピレネー山岳ステージ突入を目前にし、思わぬ形で大切なアシストを失ってしまったチームの動揺は大きい。

コンタドールは「チーム全体にとって痛手だ。こんなことが起きるなんて想像もしていなかった。イバンの健康は絶対的に優先され、彼はもっともよい治療を見つけるためにすべての必要なテストを受けなければならない。ボクはマイヨ・ジョーヌを獲得して、パリで彼と一緒にそれを楽しむために、チーム全体が最善を尽くすと強調したい」と、語っている。
(http://www.tinkoffsaxo.com/news/statement-ivan-basso/)
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