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ツール・ド・北海道 第1ステージはスタッキオッティがプロ初勝利
レース
2015.09.11
9月11日から13日まで、3日間の日程で開催されているツール・ド・北海道(UCI2.2)。11日に開催された第1ステージで、NIPPO・ヴィーニファンティーニのリカルド・スタッキオッティ(イタリア)が、ゴール手前1.5kmから先行して1秒差で逃げ切り、プロ初勝利となるステージ優勝を挙げた。ボーナスタイムも獲得し、現在2位に5秒差の総合首位となっている。
第1ステージは、旭川市から東川町までの188km。中盤を過ぎるとアップダウンが増え、3級、2級の2つの山岳を越えてゴールをめざすコースレイアウト。開会式に続いて、5つの大学生チームを含む全19チーム、94選手がスタートを切った。
レースがスタートするとすぐに「狙っていた」と言うジャコーモ・ベルラート(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)を含む3選手の逃げが形成される。他に逃げているメンバーは以前NIPPOにも所属していた2014年全日本チャンピオンの佐野淳哉(那須ブラーゼン)と、ベルラート同様に逃げを得意とするCCT P/Bチャンピオンシステムのマシュー・ゼノヴィッチ(ニュージーランド)。それぞれに逃げ切りたいと思っており、思惑は一致、タイム差は最大で12分まで開いた。
しかし、中盤を過ぎてゼノヴィッチが脱落し、急速にメーン集団が追い上げたことで、逃げ切りの展開は難しくなる。終盤になって、すべての選手がメイン集団に吸収されると、そこからNIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザは積極的にアタックを仕掛け、集団を活性化させた。一連のペースアップにより、この時点で集団は30名ほどに絞られてしまう。
山本元喜、イウリィ・フィロージと、NIPPO・ヴィーニファンティーニが次々にアタックを繰り返し、一時はダニエーレ・コッリが単独で先行する場面も見られたが、どのチームもステージ優勝をかけて必死に追う。集団は一つにまとまったまま、決定的な動きはなく、残り2kmを通過。
そして一瞬の隙をついて、スタッキオッティが単独でアタック。タイムトライアルやスプリントに強いオールラウンダーのスタッキオッティはそのままフィニッシュラインをめざし、最後は振り返る余裕も見せながら、メイン集団に1秒差で逃げ切り勝利を挙げた。
ボーナスタイムを獲得し、2位に5秒差で個人総合時間賞も獲得。またポイント賞も獲得した。逃げに乗っていたベルラートも、2つのカテゴリー山岳をどちらも先頭で通過し、山岳賞を獲得。チーム総合時間賞も含めて、第1ステージでの各賞はNIPPO・ヴィーニファンティーニが独占した。
リカルド・スタッキオッティのコメント
「今日は、自分向きのコースだった。チームメートが逃げていたおかげで、集団内で落ち着いてレースを進めることができ、終盤になってもチームメートたちの動きは素晴らしく、また強かった。おかげで完璧なレースができた。また日頃から支えてくれている日本のスポンサーにも感謝したい。今日の結果が、日本のスポンサーの皆さまへの恩返しになればいいと思う」
ジャコーモ・ベルラートのコメント
「狙っていたとおりの展開で、うまく逃げに乗ることができてよかったと思う。山岳賞を獲得することができたし、最後はチームメートがステージ優勝することができた。今日獲得した山岳賞ジャージを最終日まで守りたい。明日からチームは、総合リーダーを守ることになるが、うまく作戦を立てて、山岳賞ジャージもイタリアに持って帰りたいと思う」
大門宏監督のコメント
「スタッキオッティは我々のメインスポンサーであるヴィーニファンティー二の本拠地があるアブルッツォ州で育った選手。そういう意味でも、彼のプロ入り初勝利はスポンサーへの最高のビックニュースになったと思うし、大変価値のある1勝だった。
今日はスタートから我々の思惑どおり、作戦が的中した。逃げに乗ったベルラートが順調に山岳ポイントを獲得したことも、チーム全体の士気向上に繋がったと思う。後半に入ってのメンバーの動きもそつがなく、すごく良かった。日本人選手として唯一走ってる山本も終盤のアタックはすばらしく、味方にとっても勇気づけられたと思う。ベルラートが些細なことで手首を負傷してしまうなど明日以降、チームにとって不安材料がないわけではないが、迷わず攻撃させていきたい」
9月12日の第2ステージは、美瑛町からスタートし、標高1000mを超える十勝岳を上って、美瑛に戻る難易度の高い162kmで、総合優勝を狙ううえで非常に重要なステージ。NIPPO・ヴィーニファンティー二・デローザはリーダーチームとして走るが、現在34選手がスタッキオッティと11秒差以内という僅差のため、ライバルチームの激しい攻撃が予想される。
NIPPO・ヴィーニファンティーニ●ツール・ド・北海道 出場メンバー
山本 元喜
ダニエーレ・コッリ(イタリア)
ジャコーモ・ベルラート(イタリア)
イウリィ・フィロージ(イタリア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
監督:大門 宏
●ツール・ド・北海道 公式サイト
http://www.tour-de-hokkaido.or.jp/
NIPPO・ヴィーニファンティーニ●ツール・ド・北海道 出場メンバー
山本 元喜
ダニエーレ・コッリ(イタリア)
ジャコーモ・ベルラート(イタリア)
イウリィ・フィロージ(イタリア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
監督:大門 宏
●ツール・ド・北海道 公式サイト
http://www.tour-de-hokkaido.or.jp/