ニュース

カヴェンディッシュが南アフリカのMTN・クベカへ移籍!

レース
今年もツールで区間優勝したカヴェンディッシュ
今年もツールで区間優勝したカヴェンディッシュ
南アフリカ登録のUCIプロコンチネンタルチームであるMTN・クベカを所有するライダー・サイクリングは、9月29日に英国のマーク・カヴェンディッシュ(エティックス・クイックステップ/30歳)、オーストラリアのマーク・レンショウ(エティックス・クイックステップ/32歳)、オーストリアのベルンハルト・アイゼル(チームスカイ/34歳)と来季の契約を交わしたと発表した。

MTN・クベカは、MTN社が今季いっぱいでスポンサー契約を終了し、来季は南アフリカのIT企業であるディメンションデータがタイトルスポンサーになり、チーム名も『チームディメンションデータ』に変わることが発表されている。

ディメンションデータは日本のNTTの子会社であり、ASOの技術パートナーでもある。



ダグラス・ライダーがチームマネージャーを務めるMTN・クベカは、2013年にアフリカ登録チームとして初めてUCIプロコンチネンタルチームに昇格し、ドイツのゲラルト・ツィオレックがミラノ~サンレモで優勝してその名を世界に知らしめた。

今季はアフリカ登録チームとして史上初めてツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)に招待され、南アフリカにとって重要な記念日であるマンデラ・デーに、英国のスティーブン・カミングスが区間初優勝をもたらした。

そしてブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)でも、イタリアのクリスティアン・スバラリが集団ゴールスプリントを制して区間優勝し、南アフリカ出身のルイ・メインティスが総合10位に入る活躍を見せた。

カヴェンディッシュは今年で30歳になったが、今季もツール・ド・フランスで通算26勝目となった区間優勝や、ドバイツアーでの総合優勝を含めた15勝をあげていて、まだまだそのスプリント力はおとろえていない。来季は彼がこのアフリカのチームにさらなる勝利をもたらすことになるだろう。

今のところチームディメンションデータが来季のUCIワールドチーム昇格を目指して登録手続きを行っているという話はないが、UCIワールドチームに引けを取らない強豪チームになり、UCIワールドツアーのレースで活躍することになるだろう。

チームは近日中に残りの移籍選手と2016年シーズンの全登録選手を発表する予定だ。
(http://www.teammtnqhubeka.com/?p=10695)