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キッテルが来季エティックス・クイックステップへ移籍!

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UCIワールドチームのエティックス・クイックステップ(ベルギー)は、10月5日にドイツ人スプリンターのマルセル・キッテル(ジャイアント・アルペシン)と2年契約を交わしたと発表した。

キッテルが移籍する噂は、9月末にエティックス・クイックステップが欧州最大の格安スーパーマーケットチェーンであるリドル社と来季のスポンサー契約を発表した際、同社がドイツ系だったこともあって浮上したのだが、その時点でキッテルにはジャイアント・アルペシンとの来季の契約がまだ残っていた。

27歳のキッテルはツール・ド・フランスでの区間通算8勝を含め、グランツールすべてで区間優勝しているトップスプリンターだが、今季は開幕直後にウイルス感染症で不調に陥り、ツールには参加すらできなかった。彼は新しい環境で心機一転して再スタートすることを望んでいた。

10月に入り、ドイツ登録のジャイアント・アルペシンはキッテルの要望に応え、今季いっぱいで契約を解除すると発表。キッテルのエティックス・クイックステップ入りが実現したわけだ。
 
8月のポーランド一周でやっと1勝できたキッテル
8月のポーランド一周でやっと1勝できたキッテル
エティックス・クイックステップはマーク・カヴェンディッシュが今季限りでチームを去ることが決まっているため、キッテルはその穴を埋める形になった。チームはすでにアイルランドのダニエル・マーティン(キャノンデール・ガーミン)とも2年契約を交わしている。

エティックス・クイックステップはコロンビアのリゴベルト・ウランがキャノンデール・ガーミンへ、ポーランドのミハウ・クフィアトコフスキーとミハウ・ゴワシュがチームスカイへ、オーストラリアのマーク・レンショウがカヴェンディッシュと一緒にMTN・クベカ(来季の名称はチームディメンションデータ)へ移籍し、チームを離れることも決まっている。(http://www.etixx-quickstep.com/)