ニュース

チームコロンビアが今季限りでの活動終了を発表

レース
南米唯一のUCIプロフェッショナルコンチネンタルチームだったチームコロンビア(コロンビア)が、今季限りで活動を終了すると正式に発表した。

チームコロンビアの主要スポンサーはコロンビアの政府機関である国立スポーツ協会『コルデポルテス』だが、同協会が年間4億円を必要とするこのプロジェクトへの出資打ち切りを決定したためだった。コルデポルテスは、来年はブラジルのリオデジャネイロで開催されるオリンピックに集中するとしている。

チームコロンビアのゼネラルマネージャーを4年間務めたイタリアのクラウディア・コルティは、コルデポルテスの最終決定通告が遅かったため、チームは国際自転車競技連合(UCI)の登録手続きを進めることができず、チーム全体(選手、スタッフ、スポンサー)に対してより良いチャンスを与えることもできなかったと説明している。

チームコロンビアはUCIが10月6日に発表した2016年のチーム登録申請リストに名前が入っていなかった。

チームコロンビアはコルティがマネージャーを務めた4年間で数多くのUCIワールドツアーレースに招待され、ジロ・デ・イタリアに2回(2013年、2014年)、ブエルタ・ア・エスパーニャに1回(2015年)出場した。

チームは4年間で11勝を上げ、エステバン・チャベス(オリカ・グリーンエッジ)、ダーウィン・アタプマ(BMC)といったトップレベルの選手も輩出した。コルティ・マネージャーは、チームがツール・ド・フランス出場を果たす前に、このプロジェクトが終了してしまったことを非常に惜しんでいる。
(http://www.colombiacyclingpro.com/colombia-coldeportes-waves-goodbye-to-the-peloton/)