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愛媛県が日本外国特派員協会で「えひめナイト」開催

イベント
愛媛県が外国人ジャーナリストに県の魅力をPRするイベント「EHIME NIGHT〜えひめナイト」が、12月21日、東京・有楽町にある日本外国特派員協会で開催された。中村時広愛媛県知事が自ら記者会見のプレゼンターを務め、まずは観光・物産・産業・文化の全般をPRした。

 
前半の記者会見に臨む中村知事(右から2人目)と日本外国特派員協会スウェンドリニ・カクチ会長(右端)
前半の記者会見に臨む中村知事(右から2人目)と日本外国特派員協会スウェンドリニ・カクチ会長(右端)

しまなみ海道を拠点に「自転車新文化」を推進

サイクリストである知事は、しまなみ海道の魅力と5年前から推進してきたサイクリング振興施策を紹介した。「自転車は、日本では通勤や通学やショッピングに使う手段としてとらえられてきたが、世界では健康や生きがいや友情をプレゼントしてくれるツールとして認識されている。これを『自転車新文化』と名付け、しまなみ海道を拠点にして全国に広めたい」

風光明媚なしまなみ海道がCNNの世界7大サイクリングコースの1つに選ばれたこと、3つある本四架橋のうち唯一自転車で渡れることをアピール。さらに『自転車新文化』での取り組み例も示した。

全20市町で同日にサイクリングイベントを開催する愛媛サイクリングデー。自転車の移動が手軽にできるサイクルトレイン。26のコースを設定した愛媛マルゴト自転車道。マルゴト自転車道については、沿線の無料WIFI環境の整備、道しるべとなるブルーラインの敷設、無料で水とトイレを提供するサイクルオアシスの整備にまで踏み込んで説明した。

 
会場に置かれたジャイアントの女性用ロードLivと、レース用モデルのTCRアドバンスドプロ
会場に置かれたジャイアントの女性用ロードLivと、レース用モデルのTCRアドバンスドプロ
会場に置かれていた、しまなみサイクリング2016のチラシ
会場に置かれていた、しまなみサイクリング2016のチラシ

サイクリングしまなみ2016と南予博のサイクリングイベント

2014年、しまなみ海道の自動車道路「西瀬戸自動車道」を全面閉鎖して瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」が開催され、供用中の自動車道本選で行われる日本初のイベントとして注目を浴びた。世界31カ国から8000人がエントリーした日本最大のサイクルツーリング大会の模様を、動画を上映しながら知事が解説した。

「サイクリングしまなみ」は2018年から4年に1回開催の予定、さらに2016年から2年ごとに4000人規模の大会を開催予定であることが発表された。2016年大会は10月29〜30日に開催予定で、春頃に募集開始し、参加定員3500人(予定)、5コース約40〜約150km(予定)となる。
http://cycling-shimanami.jp/ 


 

また、3月26日〜11月20日には県南部の南予地域で「えひめいやしの南予博2016」が開催されるが、その一つとして3〜5月に愛媛マルゴト自転車道を使ったサイクリングスタンプラリーが予定されている。

中村知事から、サイクルスポーツ読者向けにメッセージをいただいた。
「アマチュアサイクリストの聖地、しまなみ海道を走れるサイクリング大会を開催します。自動車道を解放するので、ぜひご参加ください。南予博でもサイクリングのイベントを用意します。こちらもぜひご参加いただきたいです」


 

コースの魅力を伝える動画「サイクリング・パラダイスえひめ」

会場では「サイクリング・パラダイスえひめ(しまなみ海道)篇」(伊予銀行提供)が何度も上映された。地元今治市在住の、ジャイアント所属MTB・シクロクロス選手の門田基志さんが監修しただけに、自転車コースとしての魅力が十二分に表現されている。

ドローンを駆使して、架橋と海岸線を走行するサイクリストの隊列を上空から追って見事に撮影。「サイクリング・パラダイスえひめ(松野町・四万十川)篇」ともども、YouTubeにアップされている。

 

サイクリング・パラダイスえひめ(しまなみ海道)篇

サイクリング・パラダイスえひめ(松野町・四万十川)篇

サイクリング・パラダイスえひめ(佐田岬半島)篇