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2016年シーズンから『UCIワールドランキング』導入スタート

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国際自転車競技連合(UCI)は、2016年シーズンから男子プロロード・サイクリングに新しいランキングである『UCIワールドランキング』を導入し、1月11日に最初のランキングを発表した。

『UCIワールドランキング』は、エリート男子とアンダー23男子を対象とし、UCI国際ロードカレンダーに掲載されたすべてのレースのポイントを積算する。その方法は、52週前の結果が反映されるローリング・システムで、選手が獲得したポイントは1年間だけ有効になる。

つまり、2005年にUCIプロツアー制度が導入される以前に作成されていたUCIランキングが復活するようなものだ。昨年UCIが導入に失敗した同じ名称の新ランキングは1シーズンだけのランキングで、今回のものとはシステムが異なっていた。

『UCIワールドランキング』には個人ランキングと国別ランキングがあり、毎週月曜日に発表される(月曜日がUCI本部のあるスイスで祝日の場合は、その翌日になる)。

現行のUCIワールドツアーランキングとUCI大陸ランキングはこれまで通り作成されるが、UCI大陸ランキングは『UCIワールドランキング』と同じローリング・システムが採用されて毎週発表され、今季からはUCIワールドチームの選手も対象となる。

2016年の『UCIワールドランキング』で最初の首位に立ったのは、ニュージーランド選手権ロードで優勝し、個人TTで7位になったジェイソン・クリスティー(ケニヤンライダーズダウンアンダー)だった。


UCIワールドランキング2016(1/11付)
■個人ランキング
1 ジェイソン・クリスティー(ケニヤンライダーズダウンアンダー/ニュージーランド)73pts
2 ジャック・ボブリッジ(トレック・セガフレード/オーストラリア)71pts
3 ディオン・スミス(ワンプロサイクリング/ニュージーランド)56pts
4 キャメロン・マイアー(ディメンションデータ/オーストラリア)55pts
5 パトリック・ベビン(キャノンデール/ニュージーランド)50pts
6 ***モウニール・マクショウン(モロッコ)42pts
7 ***ハーミッシュ・シュロイアーズ(クライン・コンスタンティア/ニュージーランド)40pts
8 パトリック・レーン(アバンティ/オーストラリア)40pts
9 ジェームズ・オラム(ワンプロサイクリング/ニュージーランド)33.33pts
10 アドネ・ファンエンヘレン(オランダ)30pts
(※***=アンダー23の選手)
■国別ランキング
1 ニュージーランド 339pts
2 オーストラリア 296pts
3 モロッコ 82pts
4 オランダ 63.32pts
5 エジプト 51.65pts
6 サウジアラビア 16pts
7 チュニジア 6pts

(http://www.uci.ch/road/ranking/)