ドバイ・ツアーは最終ステージを制したキッテルが逆転総合優勝！

中東のアラブ首長国連邦で開催されていた第３回ドバイ・ツアー（アジアツアー２．ＨＣ）は、２月６日にブルイからハリファまでの132kmでブルイ・ステージと名付けられた最終ステージを競い、ドイツのマルセル・キッテル（エティックス・クイックステップ）が集団ゴールスプリントを制して今大会２勝目を上げた。

総合成績で首位のジャコモ・ニッゾロ（トレック・セガフレード）とのタイム差が6秒だったキッテルは、この区間優勝で10秒のボーナスタイムを獲得。ニッゾロは区間６位でボーナスタイムを獲得することができず、キッテルが逆転して総合初優勝した。

最終日は今年のドバイ・ツアーに招待されていたディエゴ・マラドーナが表彰台へ上がり、キッテルを祝福していた。
 

■逆転で総合優勝したキッテルのコメント「2016年はチームが変わり、僕の人生の新しい章が始まった。そしてここで、その新章は素晴らしい出だしになった。自分が受けたサポートにはとても満足している。チームメイトたちが仕事をしてくれたおかげで勝利を手にして、ディエゴ・マラドーナと喜びのハグができたよ」

「（ハッタ・ダムにゴールした第３ステージについて）あれはこのレースで最も重要な日だった。とてもキツい坂で17％もあったけれど、調子がよくて、そんなタフなゴールでもできるところを見せたかったのさ」
　

 
 
■第４ステージ結果［２月６日／ブルイ・ステージ（ブルイ～ハリファ）／132km］
１ マルセル・キッテル（エティックス・クイックステップ／ドイツ）2時間50分47秒
２ エリア・ビビアーニ（チームスカイ／イタリア）
３ マーク・カヴェンディッシュ（ディメンションデータ／英国）
４ アンドレア・パリーニ（スカイダイブドバイ／イタリア）
５ サシャ・モドロ（ランプレ・メリダ／イタリア）
６ ジャコモ・ニッゾロ（トレック・セガフレード／イタリア）
７ ファビオ・サバティーニ（エティックス・クイックステップ／イタリア）
８ ヤスペル・スタイブン（トレック・セガフレード／ベルギー）
９ エリック・バスカ（ティンコフ／スロバキア）
10 ヤントゥー・バーカー（ワンプロ／英国）
［第３回ドバイツアー個人総合最終成績］
１ マルセル・キッテル（エティックス・クイックステップ／ドイツ）14時間46分54秒
２ ジャコモ・ニッゾロ（トレック・セガフレード／イタリア）+4秒
３ フアンホセ・ロバト（モビスター／スペイン）+6秒
４ シルバン・ディリエール（ＢＭＣ／スイス）+16秒
５ ゴルカ・イサギレ（モビスター／スペイン）+23秒
６ フィリップ・ジルベール（ＢＭＣ／ベルギー）+25秒
７ ファビアン・カンチェッラーラ（トレック・セガフレード／スイス）+25秒
８ ダニエーレ・ベンナーティ（ティンコフ／イタリア）+28秒
９ ダビデ・レベッリン（ＣＣＣ／イタリア）+28秒
10 ソフィアン・ハディ（スカイダイブドバイ／モロッコ）+29秒
［各賞］
■ポイント賞（レッドジャージ）：マルセル・キッテル（エティックス・クイックステップ／ドイツ）
■新人賞（ホワイトジャージ）：ソフィアン・ハディ（スカイダイブドバイ／モロッコ）
（*1991年1月1日以降生まれの選手が対象）
■中間スプリント賞（ＵＡＥフラッグ・ジャージ）：マルチン・ビアウォブウォツキ（ワンプロ／ポーランド）
(http://www.dubaitour.com)