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宮澤崇史氏が語る「スポーツフル」ウエアの魅力

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イタリアで40年以上の歴史をもつスポーツウエアブランド「SPORTFUL(スポーツフル)」。プロチーム「マペイ」「ティンコフ・サクソ」などが着用し、その機能性は多くのプロ選手の勝利によって実証されてきた。

2月17日(水)都内で開催されたSPORTFULの2016AWシーズンのプレゼンテーションに、チームサクソバンク(現・チームティンコフ)に2年間在籍した元プロ選手・宮澤崇史氏が来場。トップカテゴリーのチームでそのサイクルウエアを身に付けて戦った体験をもとに、SPORTFULの魅力について語った。

 


僕が初めてスポーツフルに出合ったのはサクソ時代ですが、現場の声を非常によく聞いているメーカーさんだなという印象でした。11月のチーム合宿に来て、選手にジャージ素材の説明などを2時間くらい行うんです。それを使うかどうかは選手次第ですが、去年の要望に対して今年はこのような形で応えています、ということをシーズン開幕前に毎年続けています。

ヨーロッパはすごく寒いんです。フランス北部やベルギーでは、夏でもトレーナー、セーターを着なければ生活できないんです。そんなヨーロッパで、寒さ対策としてフィアンドレなどが出てきました。

選手はインナー以外はあまり着ないんですね。レースの時は半ソデにゼッケンをつけてその上から1枚羽織るだけ。もう1枚何を着るべきかはすごく重要。それでレースも左右します。一昨年のミラノ-サンレモみたいな地獄絵図のようなレースもある。プロレースだけでなく、アマチュアレースもそうです。そういったところから選手の声をちゃんと形にして、その年の12月までに新しい形にするというのは、すごく対応が早いなという印象でした。

 
ネオプレングローブ 4700円(税抜)、プロレース・トゥカバー 2300円(税抜)
ネオプレングローブ 4700円(税抜)、プロレース・トゥカバー 2300円(税抜)


個人的にいろいろ好きなアイテムがあります。例えばグローブ。ウエットスーツ素材のグローブは、手がかじかむとまったく走れなくなってしまう。ということで、スポーツフルのネオプレングローブはいまだに使っています。寒ーい時にはすごくいいです。

それと、シューズの先っぽだけのやつ(プロレース・トゥカバー)は履きやすいですね。で、ホントに寒いときにはこのシューズカバーとシューズの間に、靴用のホッカイロをはさむとすごく暖かいです。スポーツフルは使いやすいモノを当たり前のように揃えているんですよね。

あとは薄いウインドブレーカーですね。僕もシーズン中すごく使いました。なぜかというと、背中にボトルを入れなきゃいけない。食料をいれなきゃいけない。でウインドブレーカーも入れなきゃいけない。もう入らないんですよね。だから、こんなに小さくなって携帯しやすいモノはすごく必要です。微妙な天気の日は暑すぎず、寒すぎず、すごくいい。

 
ホットパック ウルトラライト シルバー 1万8800円(税抜)
ホットパック ウルトラライト シルバー 1万8800円(税抜)


イタリアのウエアの特徴として、素材の触り心地がすごくいいんです。非常に柔らかくて、選手が使ってストレスがない。僕は柔らかい素材が好きなので使いやすいです。

ふだんのトレーニングで何がストレスかっていうと、寒さもそうなんですけど「やる気」も非常に大きなストレスなんですよね。これにマイナス要素が加わると心が折れます。もう何回もそういうことを経験してきてますので、そのジャージを着たとき「さぁいくか!」と思えるような素材感は、自転車に乗る上で意外と大事なんじゃないかなぁ?

そこでつまづくと、自転車に乗る人も少なくなっちゃうかな?と思ってます。なので、トップチームが使っているからいい、っていうことではなくてオススメ。僕がイタリアで使っていたスポーツフルと同じように、日本でも「使いやすいな」って思ってもらえたらいいなと思います。

今回いろいろな冬ラインが出て、僕も使用したことがないようなものがあったので、ちょっと興味が湧いています。水が入らないように縫い目のところに…..シールド加工っていうのかな?してあるっていうのも、雨が降って体が冷えてしまう状態に陥らないためにもありがたいです。そういった素材、技術が、当たり前のようにすべてのサイクリストが使える世の中になってきているんだなっていうのを実感しました。



宮澤崇史さんのリアルなスポーツフル着用インプレッションを、実際のサイクルウエア選びの参考にしてほしい。
スポーツフル購入は全国の取扱店で。 http://www.nichinao.co.jp/shoplist.html

問・日直商会(sportful)  http://www.nichinao.co.jp