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NIPPO・ヴィーニファンティーニがツール・ド・台湾に出場。福島監督のもと日本人選手の活躍に期待

レース
3月6日より10日まで台湾で開催されるツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)に、NIPPO・ヴィーニファンティーニが出場する。アジアツアーランキング上位の強豪チームや、ドラパックプロサイクリング(オーストラリア)、ユナイテッドヘルスケア(アメリカ)のプロコンチネンタルチーム、日本からはチーム右京と宇都宮ブリッツェンが出場予定。

 
ツール・ド・台湾出場メンバー(上段左より)石橋学、山本元喜、小石祐馬、ジャンフランコ・ジリオーリ、ニコラス・マリー二、福島晋一監督
ツール・ド・台湾出場メンバー(上段左より)石橋学、山本元喜、小石祐馬、ジャンフランコ・ジリオーリ、ニコラス・マリー二、福島晋一監督


ツール・ド・台湾の初開催は1978年、2005年より国際レースとして開催されるようになり、現在は台湾で開催される国際自転車展示会「台北ショー」と同時期に開催されている。今年は全5ステージで、観光名所「台北101」の麓で行われる第1ステージを皮切りに台湾を南下する。

今年はいくつかのステージでコースが変更され、全日程を通じて山岳の割合いが増えた。そのため、チームは山岳に強いジャンフランコ・ジリオーリ(イタリア)をメンバーに入れている。

今季より監督としてNIPPO・ヴィーニファンティーニに加入した福島晋一監督にとっては、初めて単独で指揮を執ることになる。福島監督は過去にステージ優勝した実績があり、レースを熟知している。また3名の日本人選手にも、ホームと言えるアジアのレースでの活躍に大きな期待がかかっている。

●ツール・ド・台湾 出場メンバー
石橋学
山本元喜
小石祐馬
ジャンフランコ・ジリオーリ(イタリア)
ニコラス・マリー二(イタリア)
監督:福島晋一

●ツール・ド・台湾 公式サイト http://en.tourdetaiwan.org.tw/index.aspx

 

山本元喜のコメント
「指のケガに関しては抜糸も済み順調に回復しています!台湾ではステージでも総合でも、UCIポイントを狙える走りをしたいと思っています。事故の後は治療や天気が悪かったためローラーでの練習が多く、正直乗り込みの量や強度の不足には不安がありますが、レースを走るなかで調子を上げていくことができればいいと思っています。

また、おそらくレース中も右手の人差し指を固定したままだと思うので、そのことにも気を付けて走りたいと思っています。自分にとって多くの課題と直面するレースになると思うので、ここで成長できるように頑張りたいと思っています」
 

福島晋一監督のコメント
「監督として初めて台湾を訪れるのは感慨深いです。自分の得意なアジアのレースなので、優勝に向けて集中していきたいと思います。登りはジリオーリ、スプリントはマリーニでいきますが、石橋、山本、小石にもプライドを持って積極的に行かせたいと考えています」

 


NIPPO・ヴィーニファンティーニは、ダミアーノ・クネゴやグレガ・ボーレを主軸として、3月5日のストラーデ・ビアンケ(UCIヨーロッパツアー1.HC)、6日のGPインダストリア&アルティジアナート(UCIヨーロッパツアー1.1)に出場する。

また、ロードレース全日本チャンピオンの窪木一茂は、現在トラック日本代表として、ロンドンで開催されているUCIトラック世界選手権に参戦中。3月4日〜5日に開催される、複合種目のオムニアムに出場し、日本のリオデジャネイロ五輪出場枠獲得をめざす。

http://teamnippo.jp