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新城幸也が30分間ペダルを回すまで回復

レース
新城幸也は受傷から25日目の3月7日、国立スポーツ科学センターでCT検査などを行った結果、担当医師から左足への少しずつの加重とエアロバイクで脚をまわす動きを許可された。同センター内のリハビリ施設にて、全く負荷をかけない状態ではあるものの30分間ペダルを回すことができた。

 
ティンコフの中野マッサージャーが代表を務めるエンネ・スポーツマッサージ治療院でインディバ治療を受ける新城。患部の腫れやむくみもなくなっている
ティンコフの中野マッサージャーが代表を務めるエンネ・スポーツマッサージ治療院でインディバ治療を受ける新城。患部の腫れやむくみもなくなっている


年間走行距離が3万キロの新城にとって30分のエアロバイクは一瞬の時間。だが、自分の脚でペダルをこぐことができて本当にうれしい瞬間だったとのこと。

「負荷をかけていないから練習にはならないけどね(笑)すごく気分が良かったよ! 最近は毎晩パリ〜ニース観ながらチームメイトの応援してる。焦りはないけど、やっぱり走りたかったなぁ〜とは思う。」

と、自分が出場する予定だったレースを見ている新城は、手術を受けたカタールの病院から帰国して以来、周囲の助けを得ながら、早期復帰への強い意志で毎日の生活すべてをリハビリと治療に費やしてきた。新城の回復ぶりには医師も驚いでおり、「くれぐれも無理をしないこと!」と、クギを刺されている。

 
リハビリの帰りに神社に参拝した新城
リハビリの帰りに神社に参拝した新城


まだ完全に左脚に加重をすることができないため、松葉杖での生活が続く。焦らず、確実に復帰に向けて進んでいる新城幸也を応援しよう。

【text:Miwa IIJIMA】