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ブロンプトンオーナーの祭典! ブロンプトン・ワールド・チャンピオンシップ・ジャパン2016

イベント

サーキットで白熱のバトル!


英国発で日本国内でも根強い人気を誇る折りたたみ式小径車「ブロンプトン」。そのオーナーが全国から集う祭典が、今年で7回目を迎えるブロンプトン・ワールド・チャンピオンシップジャパン(以下、BWCジャパン)だ。

今年は袖ヶ浦フォレストウェイに舞台を移して開催。小径車のイベントながら本格的なサーキットコースを走ることができる。1周2.4kmのコースを5周したタイムで競われ、男性クラス、女性クラスにわかれて行われた。それぞれのクラス優勝者には、なんとブロンプトンの故郷イギリスで行われるBWCへの出場権とイギリスへの往復航空券が与えられる。


 


BWCジャパンには他の自転車レースにはない一風変わったレギュレーションがある。それは、「ドレスコード」が設けられていることだ。参加者はジャケット、エリ付きのシャツとネクタイが必須。参加できる車両はもちろんブロンプトンのみ。もちろん車両規定が設けられており、参加者はこの規定の範囲内で愛車のカスタムを行いレースにのぞまなければならない。

スタートはル・マン式を採用。コースにバイクを置き、選手はコースサイドからバイクに駆け寄って走り出す。150台以上のブロンプトンが折りたたんだ状態で並べられた。選手は折りたたんだ状態から組み立て、スタートラインを超えた時点からタイムを計測する。


 
スタートはルマン式。箱形に折り畳んだ状態から組み立ててスタート
スタートはルマン式。箱形に折り畳んだ状態から組み立ててスタート


レースは、終始イギリスからの招待選手がトレインを形成し先頭をリード。平均速度は時速35kmになるというから、ロードレーサーでエンデューロを走る中級ライダーに迫るスピードだ。また、同会場では2時間エンデューロも行われ、こちらも盛り上がりを見せた。

レース中はもちろん真剣勝負だが、参加者は紳士淑女的な方ばかり、レース後はオーナー同士で記念撮影を行うなど、会場は終始なごやかなムードだった。

本国イギリスでの決勝大会は7月30日に開催予定。今回男女で優勝した2人が出場する。世界の強豪にも負けない闘いを見せてほしい。

また現在発売中のサイクルスポーツ6月号では、「小径車のススメ」を連載中!ブロンプトンオーナーでもある、ミソノイサイクル元城店の御園井成好店長がカスタムの魅力について語っている。こちらもお見逃しなく。

 

優勝者インタビュー

写真左●今回、男子クラスでロンドン行きを決めた中台尚樹さん。タイムは20分7秒。バイクはS2Lでフロントは60Tと歯数の多いチェーンリングを装備することでスピードを出しやすくしていた。ブロンプトンの魅力は、バッグがワンタッチで取り付けられることと、思っていた以上に高速で走れることだ。ロンドンでは、「日本の底力を見せます!」と宣言してくれた

写真右●S2Lで参加し、女子クラスで優勝した田中奈緒さん。タイムは23分16秒。なんと今大会で5連覇を達成。レースで高速巡航をするためにギヤを重くするなど、さまざまなカスタムを施している



 
2時間エンデューロで優勝したのは、ニコンレーシングの水野恭志さん、賢賀雅紀さん、中島聖生さん(写真左から)。なんと賢賀さんは創刊当時からのサイスポ読者!
2時間エンデューロで優勝したのは、ニコンレーシングの水野恭志さん、賢賀雅紀さん、中島聖生さん(写真左から)。なんと賢賀さんは創刊当時からのサイスポ読者!
参加者投票による「ベストドレッサー賞」を獲得した後和拓延さん、阿南智子さん。後和さんはシニアカテゴリで優勝するほどの健脚の持ち主。阿南さんは神戸から初参加。ユニオンフラッグのバッグがアクセント
参加者投票による「ベストドレッサー賞」を獲得した後和拓延さん、阿南智子さん。後和さんはシニアカテゴリで優勝するほどの健脚の持ち主。阿南さんは神戸から初参加。ユニオンフラッグのバッグがアクセント
 山中千夏子さん(写真中央左)と、山中萌絵さん(写真中央右)はBWCに初参加。昨年神宮外苑で行われたレースを見て興味を持ったそうだ。今回は応援する家族も含めて4人で会場へ
山中千夏子さん(写真中央左)と、山中萌絵さん(写真中央右)はBWCに初参加。昨年神宮外苑で行われたレースを見て興味を持ったそうだ。今回は応援する家族も含めて4人で会場へ