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ツアー・オブ・ジャパン第2ステージ【京都】デネグリが区間2位で個人総合リーダーに浮上

レース
TOJ第2ステージで2位となり、ボーナスタイムを獲得して個人総合時間賞のトップに立ったデネグリ
TOJ第2ステージで2位となり、ボーナスタイムを獲得して個人総合時間賞のトップに立ったデネグリ


5月30日、ツアー・オブ・ジャパンの第2ステージとなる京都ステージが京都府京田辺市精華町の16.8kmの周回コースを6周回半する105kmで開催された。 京都ステージは今年からツアー・オブ・ジャパンに組み込まれた新ステージで、厳しい登り区間と曲がりくねった道幅の狭いテクニカルな下りが特徴。朝まで降り続いていた雨により、スタート直後の路面は濡れていたが、レースが進むうちに気温も上がって、ドライなコンディションとなった。

スタート直後に、地元選手である小石祐馬が含まれる4選手の逃げが決まる。2回目の山岳賞、残り25km地点で先頭は小石とベナム・マレキ(イラン、タブリーズ シャハルダリ)に絞られたが、その後の下りで2選手が同時に落車するアクシデントがあり、惜しくもペースアップするメイン集団に吸収された。

一つになった集団では、オスカル・プジョル(スペイン、チーム右京)が単独でアタックを仕掛けるが、ゴール直前で吸収され、ゴールスプリントの展開に。

そして、ダヴィデ・チモライ(イタリア/ランプレ・メリダ)が優勝し、ピエールパオロ・デネグリ(イタリア/NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が2位、続いて窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が3位でゴールした。デネグリは着順によるボーナスタイムを6秒獲得し、昨日の第1ステージの結果と合わせて個人総合時間賞の首位に浮上。リーダージャージであるグリーンジャージに袖を通した。

 
序盤から逃げに乗って先行した小石祐馬
序盤から逃げに乗って先行した小石祐馬


ピエールパオロ・デネグリのコメント:
日本のスポンサーのために、何としてでもベストを尽くしたいという気持ちで挑んでいる。今日はチームとして良いレースをできたと思っているが、チモライ選手が自分たちを上回る走りをした。彼にはおめでとうと言いたいし、チームメートの窪木選手もとても良い走りをしてくれたので、今後のレースで彼が活躍するような場面も出てくると思う。そのようなときには、彼のために全力を尽くしたい。

窪木一茂のコメント:
今日は小石選手が逃げたりと、チームみんなが動いてくれて、デネグリ選手と自分が最後良い形でスプリントすることができた。明日もチームで動いて良い結果を残せるように頑張りたいと思う。

 

ツアー・オブ・ジャパン大会公式ページ http://www.toj.co.jp/2016/

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ出場メンバー
窪木 一茂
小石 祐馬
ダニエーレ・コッリ(イタリア)
ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
アントニオ・ニーバリ(イタリア)
監督:大門 宏


ツアー・オブ・ジャパン 第3ステージは、5月31日に岐阜県美濃市にて、139.4kmで開催される。同コースで開催された昨年は、ニコラス・マリーニ(イタリア)がゴールスプリントを制して優勝しており、昨年同様の活躍に期待がかかる。
NIPPO・ヴィーニファンティーニ http://teamnippo.jp